父系文化では、伏羲と女媧一家の家長は父親である「大男」だ。父親が亡くなった後は、伏羲が後を継いで家長になる。一般的にこのような場合、伏羲が採るべき態度はどのようなものと考えられるだろうか。管理人の考え方は日本人的になるが、父親が雷神と戦っていたのなら伏羲はその跡を継いで雷神と戦うべきなのではないだろうか。いくら雷神に命を助けて貰ったとはいえ、伏羲は父の子なのだから。でなければ、雷公のところへ行ってこう言うべきではないだろうか。「私はあなたに命を助けて貰ったのだから、あなたの子になります。あなたの名を名乗らせて下さい。そして父の名前は捨てます。父の名があなたの敵の名なら、私にとっても敵の名です。」と。このどちらかが男系男子の生き方、男系男子のけじめのつけ方ではないだろうか、と管理人は考えるのだがどうだろうか。
ということで、この伝承に「'''その後'''」の物語を付け加えてみた。
<blockquote>雷公は昔は「'''良い雷公'''」で、人々の生活に役立つように定期的に必要な雨を降らせてくれていた。川も洪水なんか起こさなかった。でも、大男と喧嘩してからは人類に冷たくなって、伏羲の子供達にも冷酷だった。</blockquote>
=== 私的解説 ===