# 子供達は夫婦となって、彼らが地上に撒いたものから新人類が発生する。
というモチーフが共通している。というモチーフが共通している。ミャオ族の伝承の方が内容が充実しているので、更にそこから「共通項」として付け加えられるものがないか探してみる。 === 父親と雷神 ===ヤオ族伝承では、父親と雷神の関係は語られない。ミャオ族伝承では、父親と雷神は「'''兄弟分'''」だったとされている。すなわち、元は仲良く行き来する仲だったのだ。ヤオ族の伝承でも、雷神が嵐を起こしたから父親は雷をつかまえたのだから、捕まえる前は、普通に雨を降らせる「良い雷神」だったといえる。だから、どちらの雷神もそうだけれども、 '''「最初は良い雷神」''' だったものが、父親との仲が悪化して捕らえられた、ということになる。そうして、捕らえられた後は、'''「怒りの雷神」'''と化して父親を殺し、人類を滅ぼそうとするのだ。 === 3段階の物語である ===物語は大きく分けて、3段階ある。 # 父親と雷神が戦う話。# 兄妹だけが雷神を助け、助けられる話# 兄妹が人類の始祖となる話 である。
=== 私的解説 ===