ニムロドの誕生日は12月25日の日曜日とされ、それはバビロニアの大安息日でもある。したがって、クリスマスはイエスではなく、'''ニムロドの生誕を祝う日とされる'''。「Merry Xmas」の『X』という十字に似た文字は、二ムロドのシンボルとされ、merry Xmas は『Magical or Merriment Communion with Nimrod』とされる<ref>[http://www.docstoc.com/docs/55523432/Witchcraft-and-the-Illuminati Witchcraft and the Illuminati]、10-12ページ、ジョン・トッド</ref>。
また、カトリック教会や、この教派で行なわれるマリア崇敬の起源を、ニムロドと[[セミラミス]]に求める多くの論が存在する<ref>マイケル・バーカン『現代アメリカの陰謀論 黙示録・秘密結社・ユダヤ人・異星人』三交社</ref>。ニムロドが立てた国の一つであるバベル(バビロン、バビロニア)の宗教が後にカトリック教会となり、セミラミスを神として信仰する女神崇拝がマリア崇敬とされている。。ニムロドが立てた国の一つであるバベル(バビロン、バビロニア)の宗教が後にカトリック教会となり、セミラミスを神として信仰する女神崇拝がマリア崇敬とされている<ref group="私注">クリスマスはサートゥルヌス([[炎帝型神]])の祭礼ではなかっただろうか。ニムロドをティターンのような巨人としてみたり、サートゥルヌスに近い存在に寄せようとした形跡はあるかもしれないが、と思う。</ref>。
== ギリシアでのニムロド ==
古代日本では、矢は射ないが、魔除けに弓の弦を鳴らす習慣があった。
== 私的解説 ==
ニムロドが「天に矢を射る」という点は中国神話の[[羿]]と一致する性質と考える。羿は人々のためにこれを行ったのだが、結局その行為は非難されて、神籍を剥奪されてしまう。「非難される」という点もニムロドと一致している。この点でニムロドは[[羿型神]]といえる。
ニムロドが巨人のように語られる点は、[[盤古]]のようでもあり、[[炎帝型神|炎帝型]]の神々と共通した性質であるように思う。
ニムロドが火の神を崇拝し、人を焼き殺そうとする点は中国神話の[[啓]]や火の神である[[祝融]]を彷彿とさせる。ゾロアスター教よりも前の中東の「火信仰」は管理人にはよく分からないのだが、人を火に焼くような習慣はインドの[[サティ]]を思わせ、アグニに対する信仰、といった方が近いのではないか、と推察する。アグニ的な火の神が広く信仰されていたので、「gn」や「gm」というアグニと語源を同じくする神々が各地に存在するのではないのだろうか。(ただし、ニムロドの名前は「gm」系の子音構成ではないが。)
== 参考文献 ==
== 関連項目 ==
* [[ニノス]]:ニムロドと同一視される伝説上の人物。ニムロドを[[羿]]寄りの人とみれば、[[ニノス]]は文字どおり[[黄帝]]よりの人物といえる。
* [[天若日子]] - ニムロド説話の類型:ニムロド説話の類型<!-- 次田真幸 『古事記(上)全訳注』 p.154. -->
* [[羿]]:天に向かって矢を放ち、それが必ずしも歓迎されなかった点がニムロドと一致している。
** [[黄帝]]:羿と同一人物であると管理人が考える人物。
** [[グミヤー]]:[[黄帝]]と[[啓]]([[祝融]])の性質が入り交じった神。
** [[桂男]]:中国神話で「生命の樹」と永遠に戦う男である。
** [[不老不死の薬]]:ときに「生命の樹」から作られるものとされている。
[[Category:黄帝型神]]
[[Category:羿型神]]
[[Category:イグニス系]]