** 『古事記』には、カグツチを生んで陰部を火傷し苦しんでいたイザナミがした尿から、和久産巣日神(ワクムスビ)とともに生まれたとある。『日本書紀』では、イザナミが死ぬ間際に埴山媛神(ハニヤマヒメ)と罔象女神を生んだとある。日本における代表的な水の神(水神)である。
* '''泣澤女神'''(ナキサワメ)
** イザナミがカグツチ(迦具土神)を産んで亡くなった際、「愛しい私の妻を、ただ一人の子に代えようとは思いもしなかった」とイザナギが云って、イザナミの枕元に腹這いになって泣き悲しんだ時、その涙から成り出でた神。畝尾都多本神社を産んで亡くなった際、「愛しい私の妻を、ただ一人の子に代えようとは思いもしなかった」とイザナギが云って、イザナミの枕元に腹這いになって泣き悲しんだ時、その涙から成り出でた神。[[畝尾都多本神社]]<ref>奈良県橿原市にある神社</ref>に泣沢という井戸があり、その井戸が御神体として祀られている。この事から、泣澤女神は大和三山の一つである香具山の麓の畝傍から湧き出る井戸の神様ということになる。
* '''闇淤加美神'''(クラオカミノカミ)、'''闇罔象神'''(クラミツハノカミ)、'''高淤加美神'''(タカオカミノカミ)
** 日本神話では、神産みにおいて伊邪那岐神が迦具土神を斬り殺した際に生まれたとされいる。
「田の神」のような神から、池や川の主、というような精霊的なものまで様々である。
== 水神の登場する民間伝承 水神の登場する民間伝承(日本) ==
=== 田の神系 ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=90 まったらこうよ]:祟る神(長野県)
=== 主(ぬし)系 ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=189 くもが淵]:蜘蛛:淵の主:祟る神(長野県)
=== 天変地異に関するもの ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=194 ほらがいの子]:ホラガイ:祟る神(長野県)
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=211 弥太郎ごんげん]:大蛇(のち、竜に変化):雨乞いの神(長野県)
=== 人間の方から恩返しを求めるもの ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=215 ヘビの恩返し]:蛇:祟る神(長野県)
=== その他 ===
* [[河童]]については別項を参照
* [[椀貸伝説]]系については別項を参照
== 世界の水の精等の民間伝承 ==
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=210 百姓とニクス]:[[ニクス]]:溺れた人の魂をつかまえて閉じ込める(ドイツ)
== 関連項目 ==
[[Category:日本神話]]
[[Category:水神|*]]
[[Category:ゲルマン神話]]