この地積は八日市場と称され、八幡宮(武水別神社)を遙かに拝む交通上の要所であった。八の日に市が定期的に開催されたのは鎌倉時代からであろうか。これより先の郡下の年貢を、遠路木曽路を越えて、大和の国まで運ぶ交易(米や絹などを金銭にかえて上納)の場であったといわれている。<br>
今は主なる祭事として、毎年十二月十日から五日間行われる大頭祭(新嘗祭)の大衆の出発神社として、伝統を引き継いでいる。(略)</blockquote>
=== 臼女神社 ===
長野県長野市篠ノ井布施高田臼女にある神社。旧布施神社。境内由緒は以下の通り。
<blockquote>古老の言い伝えによると、神社の前身は六百数十年続いた鎌倉時代の豪族布施八郎と後に天照大神とを奉斎した布施神社である。<br>
明治四十一年(一九〇八)国の合併令により、五明の布制神社に御神体などを引き渡した。<br>
昭和に入り長野県が養蚕業の隆盛期に、皇居の紅葉山の養蚕神社からご分体され、さらに再分体された更科郡養蚕神社が篠ノ井の地に奉斎されていたのであるが、神社が諸般の情勢により解体されることになり、識者の尽力により昭和二十三年ご神体と社殿とを布施神社跡地に遷座されたものである。</blockquote>
== 関連項目 ==