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2,327 バイト追加 、 2025年1月18日 (土)
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丹後であれば、このような池には「天女」たちが降りてくる、という伝承がありそうである。出雲では「星神」が降りてくる、とされている。これは丹後における「'''天女'''」とは、出雲における'''北斗女神達'''のことを指す、といえるのではないか。
また、「星の池」の霊性には「無病息災」という性質があり、これは池が単なる「水源」ではないことを意味する。石上神宮には「布瑠の言」と呼ばれ蘇生さえも行うという祝詞が伝わっている。この祝詞の象徴は'''十種神宝'''というアイテムで、その神霊は'''布留御魂大神'''(ふるのみたまのおおかみ)だと言われている。これは神宮の脇を流れる布留川の精霊神も兼ねると思われる。石上神宮は古代、女性が神職を務めたとされる例があり、古くは布留御魂を鎮魂するために女巫を用いた、とのことなので布留御魂大神とは本来女神だったのではないか、と管理人は考える。(ふるのみたまのおおかみ)だと言われている。これは神宮の脇を流れる布留川の精霊神も兼ねると思われる。石上神宮は古代、女性が神職を務めたとされる例があり、古くは布留御魂を鎮魂するために女巫を用いた、とのことなので布留御魂大神とは本来女神だったのではないか、と管理人は考える。布留川の女神にも「無病息災」に通じる性質があったのであれば、「星の池」の神霊も女神だったのではないだろうか。那富乃夜神社には経津主命も祀られており、物部氏系の氏族の痕跡も感じられるように思う。また、境内社の穀木神社も、出雲であれば本来は[[天甕津日女命|天御梶日女命]]が祭神であってもおかしくないのではないかと考える。 '''十種神宝'''は『先代旧事本紀』に「天神御祖(あまつかみみおや)から授けられた」とされている。'''天神御祖'''とは <blockquote>「昔我が天神(あまのかみ)'''[[高皇産霊尊]]'''・'''大日霊尊'''、此の豊葦原瑞穂国を挙(のたまひあ)げて、我が天祖(アマツミヲヤ)彦火瓊々杵尊に授(さづ)けたまへり」(出典:日本書紀(720)神武即位前(熱田本訓))<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A9%E3%81%A4%E5%BE%A1%E7%A5%96-198491 天つ御祖]、コトバンク(最終閲覧日:25-01-09)</ref></blockquote> とあり、[[高皇産霊尊]]、[[天照大御神]]といった皇祖神のことを指す。その霊力が女神に属するものであれば、これは[[天照大御神]]の霊力ともいえ、'''布留御魂大神'''とは「'''[[天照大御神]]であり、かつ水神である女神'''」ということになると考える。これが「星の池」の神霊と性質が一致するのであれば、この女神は更に '''[[天照大御神]]であり、かつ星神(北斗女神)であり、かつ水神である女神''' ということになるのではないだろうか。出雲の内でいえば、星神社(島根県安来市清水町)の'''富能加比売命'''と近似した女神と考える。那富乃夜神社の本来の祭神はこのような女神だったのではないだろうか。
== 参考文献 ==
* [https://www.butsudannoharada.com/temple/2011/10/post-22.html 星上寺]、日本の美しい心・仏壇の原田(最終閲覧日:25-01-08)
* [https://flat-shrine-shimane.localinfo.jp/posts/32584972/ 那富乃夜(なほのや)神社]、ふらっと神社 島根編(最終閲覧日:25-01-08)
* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E7%A8%AE%E7%A5%9E%E5%AE%9D 十種神宝](最終閲覧日:25-01-09)
== 関連項目 ==
* [[天照大御神]]* [[肥長比売]]:本来の祭神は、この女神に類似した女神だったと考える。* [[秋鹿神社]]:近傍にある高祖寺奥の院大日堂に、星上寺に関する伝承がある。
== 脚注 ==
{{DEFAULTSORT:あいかしんしやなふのやしんしや}}
[[Category:日本神話]]
[[Category:神社]]
[[Category:星神]]
[[Category:水神]]
[[Category:太陽神]]

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