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また、「'''幡'''」が「'''矢'''」に変更され、いわゆる「'''白羽の矢'''」と化したことで、これが人身御供を選定する悪習のアイテムにも流用され、変化していることが分かる。本州から東では「選定の幡」は他にも、[[井氷鹿]]女神の「勝利を祈願する矢」や、「[http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=209 山鳥の征矢(そや)]」のように「鬼を倒す矢」のように使われている。
 
=== 姫社神について ===
織姫神とは、肥前風土記によれば、'''珂是古'''(かぜこ)ということになろう。現在の祭神は栲幡千千姫命とその関係者と宗像神(宗像三女神)で、栲幡千千姫命は織物の女神なので、こちらは現在の「織姫神」といえる。では本来の祭神だった「荒ぶる水神女神」とはどのような女神だったのだろうか。宗像神(宗像三女神)が疫神とは考えにくいので、高良大社の味水御井神社の女神と同様、祭神から外されてしまった女神がいると考える。
 
出雲や尾張の神々と比較すれば、'''[[天甕津日女命]]'''が一番近い性質のように思う。星女神であり、北斗の女神と考えられる。この女神は尾張国丹羽郡式内社の阿豆良神社に祀られており、丹羽氏あるいは尾張氏の女神でもあったと考える。また、管理人が[[天甕津日女命]]の別名と考える女神に'''天知迦流美豆比売'''がいる。この女神の子神には「庭」とつく神がおり、丹羽氏との関連が推察される。
 
[[天甕津日女命]]は阿豆良神社の社伝では、病を起こす疫神のように書かれている。こちらでは女神を鎮めるために「建岡君」という者が榊の枝で'''縵(あずら)'''を投げて、その地に女神を祀った、という伝承がある。肥前国風土記では、女神を祀る地を選ぶのは女性である。丹後の伝承では、地を選ぶ矢を射るのは男性だが矢を授けるのは女性である。男性は女神の代理人に過ぎない。しかし、尾張'''丹羽郡'''では、女神を祀る地を選ぶのは完全に男性の仕事とされている。そもそも[[天甕津日女命]]を疫神としているのは'''丹羽郡'''だけであって、他の地域では疫神とはされていないように思う。'''丹羽氏'''などの間に女神を疫神(悪神)に変えたり、女神信仰を禁じたりした動きが誇大にあったのではないか、と考える。その結果、七夕神社でも本来の祭神が消されてしまったり、書き換えられてしまったのではないだろうか。
== 神事 ==
[[Category:旗上げ]]
[[Category:物部氏]]
[[Category:ローマ教]]

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