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537 バイト追加 、 2024年12月17日 (火) 12:19
== 概要 ==
『日本書紀』巻第五によると、崇神天皇は群臣に詔して「武日照命(たけひなてるのみこと)、別名武夷鳥(たけひなとり)、あるいは天夷鳥(あめのひなどり)が天から持って来られたという神宝が出雲大神(熊野神または杵築神)の宮に収蔵してあるのだが、これを見たい」とおっしゃられた。そこで、使者として、矢田部造の遠い祖先である武諸隅(たけもろすみ)、別の書には大母隅(おおもろすみ)と伝わっている武将を遣わして献上させた。このとき、神宝を管理していたのは出雲臣の遠い祖先である出雲振根(いずものふるね)であったが、筑紫国へいっていて留守だったので、弟の飯入根(いいいりね)が(独断で)皇命をうけて弟の甘美韓日狭(うましからひさ)と息子の鸕濡渟(うかずくぬ)につけて、神宝を貢上してしまった。であったが、筑紫国へいっていて留守だったので、弟の'''飯入根'''(いいいりね)が(独断で)皇命をうけて弟の甘美韓日狭(うましからひさ)と息子の鸕濡渟(うかずくぬ)につけて、神宝を貢上してしまった。
筑紫から帰ってきた振根はこのことを聞いて、弟を責めた。
グローバルな類話としては聖書の中の「'''カインとアベル'''」が有名ではなかろうか。
 
出雲大社の祭祀が途絶えていた時期があるかどうかは定かではない。管理人の考えでは、これは元は「'''黄帝が炎帝を倒して人身御供と人肉食の祭祀が途絶えていた時期'''」のことを指すのだと考える。管理人の[[総論・再現神話|再現神話]]のプロット3~6あたりのエピソ-ドに相当する。
== 参考文献 ==
** 『日本書紀』全現代語訳(上)、講談社学術文庫、宇治谷孟:訳、1988年
** 『日本の歴史1 神話から歴史へ』、井上光貞:著、中央公論社、1965年
 
== 関連項目 ==
* [[鹽冶彦命]]:別名か。
* [[兎上命]]:別名か。
* [[出雲建]]:ほぼ同様の神話を持つ神
== 脚注 ==

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