=== プーセとヤーセ・オーストロネシア語族(ルア族)の伝承 ===
<blockquote>ドイステープとドイカムの山の麓にラミンナコンという町があり、'''ルア族'''が住んでいた。山に、そこにはプーセ(セ爺)とヤーセ(セ婆)という鬼夫婦と子どもが住んでいた。プーセはドイステープ山の神、ヤーセはドイカム山の神だった。彼らは森の動物を食べていたが、狩りに来た村人たちも捕まえてはよく食べてい。鬼退治に兵士を送っても、全員食べられてしまい、恐れた村人たちがどんどん町を去るので町は荒廃してしまった。お釈迦様に助けを求めたところ、お釈迦様が鬼に殺生が良くないことを説かれ、'''森を守る'''こと、そして果物や野菜を食べることを約束させた。ただ、これまで肉を食べていたので、1年に1度でいいから人間の肉を供えてくれと鬼は懇願した。(中略)結局、水牛を供えることになり、今でも毎年1回、ランナーの暦で9月14日に水牛を供える儀式が行われている。([http://kuidaore-thai.com/chiangmai-information/puseyase-2/ 水牛を生贄にするプーセ・ヤーセー]、チェンマイ食いだおれタイ(最終閲覧日:24-12-07))</blockquote>
=== 私的考察 ===
どうやら、「水牛を生け贄にする」という意味は、元は人間の生け贄を捧げていたものを水牛に置き換えたもののようだ。そして、おそらく先祖の誰かが亡くなって、きちんと祀ってもらえなかったために、祟る鬼(幽鬼)となっていたものを慰撫して、'''特に疫病に対する祟りを抑えてもらおう、そして子孫を守護してもらおう'''、という意味があったと思われる。ルア族の伝承から、この先祖が
== 私的注釈 ==