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697 バイト追加 、 2022年9月30日 (金) 00:36
== 概要 ==
図1では[[西王母]]の頭に玉勝がはっきりと見られる。玉勝は[[西王母]]の髪にある簪で、[[西王母]]のトレードマークといえるが、玉勝が明確でない図像もある。図5では、[[西王母]]ではなく[[女媧]]の髪に玉勝がみられる。
 
時代が下って、西王母の夫として東王父が登場すると、玉勝は東王父の頭にも認められるようになった。
== 馬王堆漢墓1号墓の帛画 ==
管理人は小南の説に賛成で、このような世界図のような図は全体の構図を見て、[[三足烏]]や嫦娥を従えているのは[[西王母]]であることが通常なことも加えて考察すべきと思う。「蛇身人面だから[[西王母]]ではない」とする根拠はないように思う。
 
== 世界を留める玉勝 ==
図3,図6の中央では地面の下に龍などを留めている玉が認められ、これは神話的な「'''玉勝'''」であると考える。[[西王母]]の玉勝は世界、特に地下世界や、龍神に象徴される河川を束ねて留め、その秩序がバラバラにならないように留めておく、と考えられていたのではないだろうか。とすると、治水や干拓、開墾にもこの玉勝は重要なアイテムとされていたと思われる。
== 私的注釈 ==
== 関連項目 ==
* [[西王母]]
* [[櫛名田比売]]
* [[櫛]]

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