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765 バイト追加 、 2025年1月12日 (日)
この神の当初期の姿は高良大社の祭神で、物部氏などの氏族の祖神だったと考える。現在の祭神の'''高良玉垂命'''(こうらたまたれのみこと)は、政治的状況の変化により、高御産巣日神を移し替えたものと思われる。境外末社の味水御井神社に北斗女神を祀っていた痕跡がみられるが、祭神の名が失われている。また、[[七夕神社]]の姫社神は人に危害を加える疫神としての水神なので、おそらく女神は「'''悪神'''」とされて信仰を禁止されてしまったのだと思われる。
高良玉垂命の子神の中に興味深い名が見える。
* 渕志命(ふちしのみこと):おそらく布津主(物部氏の祖神)のこと
* 安楽応宝秘命(あらおほびのみこと):多氏関連
* 神使が烏:賀茂関連
 
この4氏族に小祝の阿曇氏を加えた5氏族は、同族で高御産巣日神を祖神とした人々であると考える。しかし、高御産巣日神を高良玉垂命に書き換えた後、祖神の書き換えは更に進み、
 
* 物部氏の祖神:天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
* 丹羽氏・多氏の祖神:[[神八井耳命]]
* 賀茂氏:[[阿遅鉏高日子根神]]、賀茂建角身命など
* 阿曇氏:綿津見命
 
のように変更されてしまったと考える。奈良県御所市北窪(葛城、賀茂氏の本拠地)にある高天彦神社の高天彦も高良玉垂命と同様、高御産巣日神を変化させたものと考える。
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