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3 バイト除去 、 2024年12月27日 (金) 05:27
『古事記』では、手研耳命(タギシミミ)は未亡人となった媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)を自らの妻とし、神武天皇と媛蹈鞴五十鈴媛のあいだに生まれた嫡子である皇子たちを暗殺しようとする<ref name="読み解き事典-多芸志美美">『日本の神様読み解き事典』p152-153「多芸志美美命/手研耳命」</ref><ref name="学研2015">『古事記と日本の神々がわかる本』p90-91「イスケヨリヒメの物語」</ref><ref name="歴代天皇紀-綏靖">『図説 歴代天皇紀』p42-43「綏靖天皇」</ref>。これを察した媛蹈鞴五十鈴媛は、子供たちに身の危険を知らせるために和歌を2首詠んで送ったという<ref name="学研2015"/><ref name="ヒメたち98">『神話の中のヒメたち もうひとつの古事記』p98-101「歌で御子救った初代皇后」」</ref><ref>『古事記』「天皇崩後、其庶兄當藝志美美命、娶其嫡后伊須気持余理比売之時、將殺其三弟而謀之間、其御祖伊須気持余理比売之患苦而、以歌令知其御子等」</ref>。とすれば、桜姫とは媛蹈鞴五十鈴媛のことではないか、と推察される。
しかし、同じく千曲市にあり、信濃金刺氏にとって重要な神社であったと思われる須須岐水神社には豊玉姫命が配祀されている。豊玉姫命は松本市にある沙田神社にも祀られており、金刺氏には縁のある女神である。記紀神話の系譜では豊玉姫命は神武天皇の祖母、[[神八井耳命]]の曾祖母となるのだが、信濃金刺氏の神話では、この女神が[[神八井耳命]]の配偶神'''のように'''扱われているのではないだろうか。とすれば、'''桜姫'''とは'''豊玉姫命'''のことと思われる。彼女は「他に婚約者がいる」」と言って去ってしまう。のことと思われる。彼女は「他に婚約者がいる」と言って去ってしまう。
== 私的解説 ==

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