黒彦とは、伝承では「雄略天皇の兄」とされているようだが、話の内容は'''天若日子神話が崩れたもの'''だと考える。
天若日子が'''白彦'''、[[阿遅鉏高日子根神]]が黒彦、桜姫がが'''黒彦'''、'''桜姫'''が[[下光比売命]]あるいは[[天佐具売]]と考える。白彦の死の原因は'''桜姫の言動'''なので、現代的な感覚では桜姫が悪い、とは言えないと思うが、「言動が原因」という点では、桜姫は'''[[天佐具売]]'''に相当する女神なのだと思う。また、桜姫が消えてしまう点は、雉の[[鳴女]]が殺されてしまう点に対応しており、[[天佐具売]]と[[鳴女]]が一体のものとして取り扱われているように思う。
== 私的解説 ==