== 私的考察 ==
大洪水の神話は、本来「大洪水」ではなくて「火山の噴火」になぞらえた、[[黄帝]]と[[炎帝]]の争いの神話だったと考える。バロンが細かな石をばらまくのは、火山岩や火山礫がまき散るさまをあらわしていたのではないだろうか。の争いの神話だったと考える。バロンが細かな石をばらまくのは、火山岩や火山礫がまき散るさまをあらわしていたのではないだろうか。ただし、下諏訪や奈良盆地の近くに目立つ火山はない。本来モデルになった火山は、'''雲南省の騰冲火山群'''ではないだろうか。
火山を爆発させる「火の神」が炎帝で、それを鎮める「水の神」が黄帝である。ただし、朝鮮の神話では女神が火山を鎮めている。「火の神」の母か妻の女神と思われる。
「'''臼'''」というアイテムが多くの話で登場するが、「石」とは「亡くなった人」の象徴でもある。」というアイテムが多くの話で登場するが、「石」とは「亡くなった人」の象徴でもある。「'''臼'''」というのは2つの石がぴったり合わさって機能するものなので、「'''仲睦まじい夫婦'''」の象徴でもあるし、先祖のことも指すと思われる。この場合は、先祖の[[黄帝]]とその妻のことと考える。
[[伏羲]]の事績は、「'''祭祀・占いを確立した'''」点で、[[チャンヤン]]の事績と重なる点があるように思う。