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、 2024年11月17日 (日) 10:33
アジア、ヨーロッパの神話・伝承を見ると、「'''(逃げ回って)吊された女神'''」の話をよく見かける。神話の世界では、この他に「'''[[燃やされた女神]]'''」「'''水に投げ込まれた女神'''」もよく登場し、これら三女神が一体化した女神もよく見かける。これらの女神は主に'''米や穀物を発生させたり、人々に与えたりする'''。まれに'''酒造りを教える'''こともある。薬草の発生に関連するからか、'''医薬神'''とされることもある。
本項ではこのうち「'''(逃げ回って)吊された女神'''」を取り上げたい。
この女神の特徴は
* 女神が殺されて木に吊されたもの。[[馬頭娘]]など。
** 女神が木と習合した、木の女神として表されたもの。木花之佐久夜毘売など。
* ともかく「逃げる」的な要素を持つ女神。結婚に際して木の周りを回る[[伊邪那美命]]、[[メリュジーヌ]]など。
* 先に男神が死んで、女神がその後を追いかけて死ぬ神話。
* 女神が男装して戦ったり、旅をする神話。[[天照大御神]]など。
である。
== 吊された女神の類例 ==
* 木花之佐久夜毘売:富士山の女神。この女神は「織物の女神」としての性質もあり、「蚕の母([[馬頭娘]])」的に扱われることもある。
** 大宜都比売:日本神話の「蚕の母」。彼女は「月の女神」だったとも管理人は考える。その場合は「[[燃やされた女神]]」の性質も含む。
** 八坂刀売:こちらも「蚕の母」。北斗女神も兼ねると管理人は考える。
== 参照他 ==
{{DEFAULTSORT:もやされためかみ}}
[[Category:伝承列伝]]
[[Category:吊された女神]]
[[Category:逃走女神]]