嫘祖

提供: Bellis Wiki3
ナビゲーションに移動 検索に移動

嫘祖(れいそ)とは黄帝の正妃である。養蚕を始め先蚕として祀られた。玄囂(少昊)と昌意の母である。

窮桑

窮桑は高さ1万丈にもおよぶ桑の大木で、赤い葉をもち、1万年に一度長寿の効果のある果実をつけるとされる[1]。江水のほとりにたっていたと伝説には記されている。

仙女 皇娥の仕事は天宮で暮らす人々が使う織物を織る事であったが、あるとき仕事を休み天の川をいかだで下り、神木窮桑の木の下にたどり着いた。皇娥は窮桑のまわりをまわるのが一番気に入っていた。そこで後の黄帝(白帝の子、明の明星)と出会い、少昊を生んだとされる[2]。皇娥と若者は筏で銀河に遊びに行き、帆柱の頂上に玉鳩を彫って風向きを見定めた、とされる[3]

山海経

「海内経[4]」に、「黄帝の妻。雷祖は昌意を生む。」とある[5]

私的解説

嫘祖は馬の神に殺された、という伝承がかつてはあったのではないか、と考える。

参考文献

  • 世界神話伝説大辞典、篠田知和基他、勉誠出版、2016、p626
  • 袁珂, 1993-04-01, 中国の神話伝説〈上〉, 青土社, isbn:479175221X, pages138
  • 山海経、高馬三良訳、平凡社ライブラリー、平凡社、1994年、p173
  • Wikipedia:昌意(最終閲覧日:22-10-06)
  • Wikipedia:少昊(最終閲覧日:22-10-06)

関連項目

参照

  1. 袁珂, 1993-04-01, 中国の神話伝説〈上〉, 青土社, isbn:479175221X, pages137-139
  2. 秦寛博, 2011-07-29, 樹木の伝説, 新紀元社, isbn:4775303996
  3. 袁珂, 1993-04-01, 中国の神話伝説〈上〉, 青土社, isbn:479175221X, pages138
  4. 朝鮮の項
  5. 山海経、高馬三良訳、平凡社ライブラリー、平凡社、1994年、p173