「ティアマト」を編集中
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いわゆる西欧的な「龍退治」の神話を一括して「類話」とし、その中のティアマト神話を加える分類方法には、個人的には賛成ではない。一つには、あらゆる神話の起源として水性の「悪神」的存在として男性の[[共工]]と女性の[[相柳]]がおり、この2つは密接に関連しているが「別のもの」だからである。西方の神話も倒されるのが女神なのか男神なのかについてもっと注意を払うべきと考える。また、各地の神話には日本神話の[[火之迦具土神]]、インド神話のアグニのように「親を焼き殺す神」が存在し、彼らは「火」に関する神である。マルドゥクも太陽神が発展したものと思われ、「親を焼き殺す神」の一つに入ると考える。 | いわゆる西欧的な「龍退治」の神話を一括して「類話」とし、その中のティアマト神話を加える分類方法には、個人的には賛成ではない。一つには、あらゆる神話の起源として水性の「悪神」的存在として男性の[[共工]]と女性の[[相柳]]がおり、この2つは密接に関連しているが「別のもの」だからである。西方の神話も倒されるのが女神なのか男神なのかについてもっと注意を払うべきと考える。また、各地の神話には日本神話の[[火之迦具土神]]、インド神話のアグニのように「親を焼き殺す神」が存在し、彼らは「火」に関する神である。マルドゥクも太陽神が発展したものと思われ、「親を焼き殺す神」の一つに入ると考える。 | ||
− | + | 子音から見るとティアマトはエジプト神話のタニト、テフヌトと類似した神と思われる。 | |
メソポタミア神話のティアマトは海水の女神だが、、エジプト神話の[[テフヌト]]は「水を生み出す女神」としての性質がある。ネイトも水神としての性質を有す。ヨーロッパの多くの女神が水神としての性質が強いことを併せて考えれば、ヨーロッパの女神達はエジプト神話の女神の影響が強いように感じる。女神が「悪しき龍」として倒される場合はメソポタミア神話のティアマトの影響が強いと考えるが、メリュジーヌのように失踪する場合はエジプト神話の影響が強いと思われる。いずれにしても'''ヨーロッパの女神の神話は、ティアマト型の神話とテフヌト型の神話が交錯しており'''、この2者の起源が元は一つであってそれぞれに神話が分化していったことを伺わせるのではないだろうか。 | メソポタミア神話のティアマトは海水の女神だが、、エジプト神話の[[テフヌト]]は「水を生み出す女神」としての性質がある。ネイトも水神としての性質を有す。ヨーロッパの多くの女神が水神としての性質が強いことを併せて考えれば、ヨーロッパの女神達はエジプト神話の女神の影響が強いように感じる。女神が「悪しき龍」として倒される場合はメソポタミア神話のティアマトの影響が強いと考えるが、メリュジーヌのように失踪する場合はエジプト神話の影響が強いと思われる。いずれにしても'''ヨーロッパの女神の神話は、ティアマト型の神話とテフヌト型の神話が交錯しており'''、この2者の起源が元は一つであってそれぞれに神話が分化していったことを伺わせるのではないだろうか。 |