本種は単型であり、本種のみでスギ属 (''Cryptomeria''属) を形成する。科はヒノキ科に属する。ヒノキ科は中生代に登場した起源の古い植物群で、現在は日本のスギの他、アメリカ大陸のセコイア ''Sequoia sempervirens''、中国のメタセコイア ''Metasequoia glyptostroboides''、コウヨウザン ''Cunninghamia lanceolata'' などが遺存的に分布している。
代表的な針葉樹として分類的にスギに近縁ではないものまでスギと名付けられることがしばしば見られる。たとえばレバノンスギ (''Cedrus libani'')、ヒマラヤスギ (''C. deodara'')はスギの名前がついているもののヒノキ科ではなくマツ科に属する。また、バラ目の[アズキナシをカタスギと呼ぶこともあるはスギの名前がついているもののヒノキ科ではなくマツ科に属する。また、バラ目のアズキナシをカタスギと呼ぶこともある<ref>[https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/komagatake_fc/guide/05_azukinasi.html アズキナシ (カタスギ)] 北海道森林管理局 2021年3月24日閲覧</ref>。
== 分布 ==