== 概要 ==
新羅の国の東海岸の迎日湾のほとりに'''細烏女'''(せおにょ)と'''延烏朗'''(よのおらん)という老夫婦が住んでいた。延烏朗が海藻を採りに海へ行くと、乗っていた岩が動き出して沖へ流れた。数日の漂流の後、岩は豊穣な国に流れ着いた。(よのおらん)という老夫婦が住んでいた。延烏朗が海藻を採りに海へ行くと、乗っていた岩が動き出して沖へ流れた。数日の漂流の後、岩は豊穣な国の浜に流れ着いた。浜の人達は吉祥として延烏朗を王とした。 新羅では延烏朗が去った日から太陽が現れなくなった。延烏朗の妻の細烏女は、海岸で夫の草履を見つけて、夫が亡くなったと思い大声で泣いた。すると乗っていた岩が動き出し、沖へ流れた。細烏女は夫が流れ着いたのと同じ浜に着いた。そこで夫と再会し、王妃となった。
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