== 劇場 ==
ギリシアのアテーナイのアクロポリスの南斜面には、ディオニューソス劇場がある。1万5千人以上を収容できる、すり鉢状の野外劇場で、[紀元前6世紀]頃の建造物とされる。紀元前4世紀(ローマ時代)に改築された当時のものが現在でも残っており、ディオニューソスの生涯をモチーフとしたレリーフなども見ることができる<ref>『古代ギリシア遺跡辞事典』p80</ref>。この劇場は、毎年春の大ディオニューシア祭において、ディオニューソスに捧げる悲劇(ギリシア悲劇)を上演するために用いられたことで特に知られる。
== 私的考察 ==
ディオニューソスは月に住んでいるわけではないのだが、月の女神であるアルテミスの化身の熊を使役したり、アルテミスの巫女ともいえるマイナデスを信徒としている。人々を狂気に落とし入れる神でもあり、「月」と非常に関連が深い神である。他者を殺す神である点は、日本神話の月読命と類似している。その点は黄帝型神、といえるかもしれない。また、彼の「殺戮」には人身御供の意味も伴うように思う。
== 参考文献 ==
* Wikipedia:ディオニューソスWikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%82%B9 ディオニューソス](最終閲覧日:22-10-16)
** アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波書店、1953年。ISBN 4-00-321101-4。
** エウリーピデース『バッカイ―バッコスに憑かれた女たち』逸身喜一郎訳、岩波書店、2013年。ISBN 978-4-00-321063-5。
* [[火之迦具土神]]:誕生が母の死に関連する。
** [[祝融]]:中国神話の[[火之迦具土神]]。
* [[月読命]]:月神かつ植物神であり、この神の化身の月桂樹から[[不老不死の薬]]が作られる。
* [[人身御供]]
* [[マイナデス]]