[[啓思想]]によって定義された月読命や須佐之男は「'''妻殺し'''」の正当化を象徴する神といえる。[[天照大御神]]はそれを非難しているのだから、「'''妻殺し'''」を正当化しない神の象徴であるいえる。これは「日月分離」にこと寄せて、日本神話において、それぞれの神の思想と立場を明確にした神話と考える。
=== 月読命と須佐之男命について ===
月読命と[[須佐之男命]]は「常世信仰」において、どちらも「常世の木の神」という位置づけになり、「同じ神」といえる。(「[[常世神#私的解説]]」参照のこと)
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|+ 月読命と[[須佐之男命]]
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! 女神 !! 樹木 !! 樹木神
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| [[嫦娥]] || 桂 || 月読命([[蚩尤]])
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| [[織女]] || 桑 || [[須佐之男命]]
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| [[常世神]] || 橘 || 常世(竜宮)の王?
|}
== 参考文献 ==