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[[ファイル:Anonymous-Fuxi_and_Nüwa3.jpeg|thumb|350px|伏羲氏と女媧氏伏羲氏と女媧氏。<br />これは太極を現す図像でもあると考える(管理人)。]]
'''伏羲'''(ふくぎ'' Fu Hsi'' または ''Fu Xi'')は古代中国神話に登場する神または伝説上の帝王。'''宓羲'''・'''庖犧'''・'''包犧'''・'''伏戯'''などとも書かれる。'''伏義'''、'''伏儀'''という表記も使われる。三皇の一人に挙げられる事が多い。姓は風。兄妹または夫婦と目される[[女媧]](じょか)と共に、'''蛇身'''人首の姿で描かれることがある<ref>袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説』上、青土社、1993年 108-115頁</ref>。
伏羲と女媧は兄妹であり、大洪水が起きたときに二人だけが生き延び、それが人類の始祖となったという伝説が中国大陸に広く残されている。類似の説話は東南アジアや沖縄にも多数ある。[[洪水型兄妹始祖神話]]を参照。
中国の古典学者・聞一多も、雲南省を中心に民間伝承における伏羲の伝説を採集している。伏羲・女媧の父が雷公をとじこめていたが、子供たちがそれを解放してしまう。父は雷公と戦ったが、雷公が洪水を起こしたため、兄妹を残して人類が滅亡してしまう。兄妹は雷公を助けた時にもらった種を植えており、そこから生えた巨大な[[ヒョウタン]]の中に避難して助かったのであり、結婚して人類を伝えたとある。聞一多は、伏羲が時に'''庖羲'''とも書かれる点に注目し、その音から、伏羲とはこの伝説の中に舟として登場するヒョウタンを指しており、そのことから「木徳」の王であるという要素も導き出されたのではないかと推論仮説しているとも書かれる点に注目し、その音から、伏羲とはこの伝説の中に舟として登場する'''ヒョウタン'''を指しており、そのことから「木徳」の王であるという要素も導き出されたのではないかと推論仮説している<ref name="聞">聞一多、〈訳註〉中島みどり『中国神話』 平凡社〈東洋文庫〉1989年 87-97頁</ref><ref>袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説』上、青土社、1993年 130-136頁</ref>。
== 祭祀 ==

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