この話は魯迅の『非攻』のモデルである他、酒見賢一の小説、『墨攻』の冒頭でも登場する。なお『墨子』では、『魯問篇』でも一貫して「公輸盤」「公輸子」と書かれる。
== 私的解説 ==
公輸盤は工芸の神であり、日本神話の須佐之男・五十猛神に相当する。ギリシア神話のイカロスのように翼(鳶)を作って空を飛び回った、という伝承があるようである。興味深いことだが、公輸盤の両親は公輸盤ゆえに亡くなっている、という伝承があることである。日本神話の須佐之男は、彼の兄弟のカグツチの故に母親が死んでいる。父親もその後亡くなっている。
鳶に関しては、鳶に住まう所を指し示して貰った朝鮮神話(新羅建国神話)の[[娑蘇夫人]]や、日本神話の神武天皇がおり、関連姓が興味深く感じる。
== 参考文献 ==
** 論衡, 明治書院, 1976-09, isbn:9784625570681
*: 段成式, 酉陽雑俎第4巻, 平凡社, 1981-10, isbn:978-4256183649
== 関連項目 ==
* [[人柱]]
== 私的注釈 ==
[[category:特許神]]
[[category:鳶]]
[[category:両親殺し]]