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ページの作成:「'''ウルリクムミ'''(Ullikummi)は、ヒッタイト神話に登場する岩の巨人である。 天候神テシュブ(Teshub)によって神々の王位の座…」
'''ウルリクムミ'''(Ullikummi)は、ヒッタイト神話に登場する岩の巨人である。

天候神テシュブ(Teshub)によって神々の王位の座を追われたクマルビ(Kumarbi)が、復讐のために、泉のほとりにあった長さ3ダンナ(1ダンナ=約10.7km)の岩<ref>筑摩世界文学大系1, 1978, p356</ref>との間にもうけた子供である。

成長するまでの間神々から守るため、クマルビの命によりイルシラ(クマルビの侍女に相当する女神達{{Sfn|筑摩世界文学大系1|1978|p=358}})の手で、[[ウベルリ]]の肩に突き立てて海中に隠された{{Sfn|筑摩世界文学大系1|1978|p=359}}。

1日に1アムマトゥ(40cm)、1月に1イクー(8400平方m){{Sfn|筑摩世界文学大系1|1978|p=356}}成長するとされ、成長中の知恵もなく、目も耳も効かない状態ですら、[[イシュタル]]の誘惑やテシュブの攻撃を受け付けず、ついには天界のテシュブの住居にまで達するほどに成長し、神々の援護を受けたテシュブの攻撃すら退けた。

進退窮まった神々は[[エンキ|エア]]に相談、エアは遥か昔に天地を切り分けた刃物(”Kuruzzi":鋸とも){{Sfn|筑摩世界文学大系1|1978|p=365}}を用いて弱点であるウルリクムミの足を切断するように助言、それを受けたテシュブにより足を切り落とされたウルリクムミは、テシュブたちに憎悪の言葉を語りながら消えていった。

== 出典 ==
{{Reflist|30em}}

== 参考文献 ==
{{refbegin|2}}
* {{Citation
| last = 筑摩世界文学大系1
| first =
| authorlink=
| title = 古代オリエント集
| publisher = 岩波書店
| year = 1978
| isbn=4-480-20601-9
}}

== 関連項目 ==
* [[シャウシュカ]]

== 参照 ==

{{デフォルトソート:うるりくむみ}}
[[Category:ヒッタイト神話]]
[[Category:フルリ神話]]
[[Category:巨人]]

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