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== 解説 ==
オオゲツヒメは『[[古事記]]』において[[五穀]]や[[養蚕]]の起源として書かれているが、『[[日本書紀]]』では同様の話が[[ツクヨミ]]が[[保食神|ウケモチ]]を斬り殺す話として出てくる。『古事記』ではスサノオが高天原を追放された後に出ているため、誓約後の勝ちに乗じて姉の田を壊したという記述と矛盾する。『日本書紀』ではスサノオの昇天前に出ているので矛盾は無い。オオゲツヒメは『古事記』において五穀や養蚕の起源として書かれているが、『日本書紀』では同様の話がツクヨミがウケモチを斬り殺す話として出てくる。『古事記』ではスサノオが高天原を追放された後に出ているため、誓約後の勝ちに乗じて姉の田を壊したという記述と矛盾する。『日本書紀』ではスサノオの昇天前に出ているので矛盾は無い。
また、[[大年神]]の系譜において[[羽山戸神]]の妻として八神を生んだとの記述がある。ただし、国産みのオオゲツヒメと須佐之男命の天降りの際に登場するオオゲツヒメ、羽山戸神の妻のオオゲツヒメが同一神かは不明であるまた、大年神の系譜において羽山戸神の妻として八神を生んだとの記述がある。ただし、国産みのオオゲツヒメと須佐之男命の天降りの際に登場するオオゲツヒメ、羽山戸神の妻のオオゲツヒメが同一神かは不明である<ref>国産みと神産みのオオゲツヒメは明らかに別であり、須佐之男命に殺されるオオゲツヒメは神産みのオオゲツヒメと見て世代的な矛盾は無い。羽山戸神は須佐之男命の孫とされるため明らかに矛盾する。</ref>。
オオゲツヒメという名称は「大いなる食物の女神」の意味である。オオゲツヒメという名称は「'''大いなる食物の女神'''」の意味である。
== 起源 ==
殺害された者の屍体の各部から[[栽培植物]]、とくに球根類が生じるという説話は、東南アジアから大洋州・中南米・アフリカに広く分布している。[[芋|芋類]]を切断し地中に埋めると、再生し食料が得られることが背景にある。オオゲツヒメから生じるのが穀物であるのは、日本では穀物が主に栽培されていたためと考えられている殺害された者の屍体の各部から栽培植物、とくに球根類が生じるという説話は、東南アジアから大洋州・中南米・アフリカに広く分布している。芋類を切断し地中に埋めると、再生し食料が得られることが背景にある。オオゲツヒメから生じるのが穀物であるのは、日本では穀物が主に栽培されていたためと考えられている<ref>『日本書紀(一)』補注(巻第一)六六 保食神の死 346-347頁 </ref>。
== 神社 ==

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