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一言主は、凶事も吉事も一言で言い放つ託宣の神とされ、現在も一言で願いを叶えてくれる神として信仰されている<ref>一言主神社(平凡社), 1981年</ref>。記紀に系譜は記されていないが、『先代旧事本紀』<ref group="原">『先代旧事本紀』「地祇本紀」。</ref>では一言主神を[[須佐之男命|素戔烏尊]]の子とする<ref>一言主神社(平凡社), 1981年</ref>。『古事記』、『日本書紀』によれば、雄略天皇が葛城山中で狩猟をしていた際、天皇と同じ姿の一言主神(一事主神)が現れ、天皇と狩猟を競ったという<ref>一言主神社(平凡社), 1981年</ref>。
 
797年に書かれた『続日本紀』の巻25では、高鴨神(一言主神)が天皇と獲物を争ったため、天皇の怒りに触れて土佐国に流された、と書かれている。(高鴨神は、現在高鴨神社に祀られている迦毛大御神こと味耜高彦根神であるとする説もある。)
 
822年の『日本霊異記』では、一語主(一言主)は役行者(これも賀茂氏の一族である)に使役される神にまで地位が低下しており、役行者が伊豆国に流されたのは、不満を持った一言主が朝廷に讒言したためである、と書かれている。
=== 葛城御県神社 ===

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