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== 類話 ==
* 『捜神後記』所収の話<ref>滝沢馬琴『燕石雑志』で浦島伝説の基と考察しているもの</ref>。会稽の剡県に住む袁と根という男らが二人の仙女と同棲するようになるが、あるとき留守を機に帰郷を図って露見する。強いては止められず、腕嚢を渡され、開けることを禁じられる。根の家族が詮索して五重の嚢を開いてしまうと、その後、根は蒸発してしまった。それは蝉脱した(仙人となった)といわれた<ref>中田, 1926, p20-21</ref><ref>https://web.archive.org/web/20150508205707/http://www.geocities.jp/kiebine2002/inoue3.htm, 井上通泰 <!--Inoue Michiyasu-->, 萬葉集追攷, 南天荘, 1937, p25-34</ref>。
* 『[[水経注]]』に、晋代の王質という男が山の洞窟で4人の童子が琴を弾いて歌っているのをしばらく聴いた後、家に戻るといつの間にか数十年の時がたっていたという話がある『水経注』に、晋代の王質という男が山の洞窟で4人の童子が琴を弾いて歌っているのをしばらく聴いた後、家に戻るといつの間にか数十年の時がたっていたという話がある<ref>沖田瑞穂『世界の神話』[[岩波ジュニア新書]]2019年、178頁。沖田瑞穂『世界の神話』岩波ジュニア新書2019年、178頁。</ref>。* 唐代の[[薛瑩 (唐)|薛瑩]]の撰による『竜女伝』。[[太湖|震澤]]の洞庭山の洞窟に茅公唐代の薛瑩の撰による『竜女伝』。震澤の洞庭山の洞窟に茅公[月+它]{{Refn|group="注"|<ref>『太平広記』では仰公[目+他])}}という漁師が転げ落ちて竜宮にたどり着き、10日程過ごして帰参。東海竜王の第七女を主とするその竜宮に、今度は[[蕭衍|梁の武帝]]が羅子春兄弟を使者に遣わし、竜女より返礼として宝珠を得る。使者たちは龍に乗って瞬く間に返る。ただ、もてなしの料理は、包みを開くと石のように固くなってしまった{{sfnp|</ref>という漁師が転げ落ちて竜宮にたどり着き、10日程過ごして帰参。東海竜王の第七女を主とするその竜宮に、今度は梁の武帝が羅子春兄弟を使者に遣わし、竜女より返礼として宝珠を得る。使者たちは龍に乗って瞬く間に返る。ただ、もてなしの料理は、包みを開くと石のように固くなってしまった<ref>中田|, 1926|pp=26, pp26-28}}</ref>
* 中[[唐]]時代、{{仮リンク|李朝威|zh|李朝威}}によって書かれた伝奇小説「{{仮リンク|柳毅伝|zh|柳毅傳}}」は若い書生柳毅が竜王の娘を助け、[[洞庭湖]]の竜王のもとに赴き、後に娘をめとって竜王となる話である。柳毅は竜王となった後、長い年月がたっても若いままであるが、それは仙薬によるものであると説明されている<ref>{{Cite journal|和書|author=項青 |date=1994-10 |url=https://kokubunken.repo.nii.ac.jp/records/2194 |title=研究発表 浦島説話と柳毅伝 ―両作品の文学表現と神仙道教思想の受容― |journal=国際日本文学研究集会会議録 |ISSN=0387-7280 |publisher=国文学研究資料館 |volume=17 |pages=9-23 |doi=10.24619/00002190 |CRID=1390009224823180032}}</ref>。
* [[アイルランド]]の{{仮リンク|オシーン|en|Oisín}}が、海の乙女{{仮リンク|ニアヴ|en|Niamh (mythology)}}に誘われて「常若の国([[ティル・ナ・ノーグ]])」で何百年かを過ごすという物語がある{{Efn2|ミホール・コミーン Mícheál Coimín (1676–1760)による詩「テイール・ナ・ノーグのオシーン(常若の国のオシーン)」で知られる。}}<ref>{{citation|last=松村 |first=賢一 |author-link=<!--松村賢一--> |title=く巻頭エッセイ〉海辺の誘惑|journal=言語 |volume=22 |number=263 |year=1993<!--10月--> |publisher=大修館書店 |url=https://books.google.com/books?id=J4U3AAAAMAAJ |pages=2-3}}</ref><ref>{{harvp|牧野|1980|p=120}}。典拠として{{citation|和書|last=土居|first=光知 <!--Doi Mitsutomo--> |author-link=土居光知 |title=神話・伝説の伝播と流転 |work=土居光知著作集 |volume=三|year=1977|pages=116-117}}を挙げる。</ref><ref>[http://www.globe.co.jp/information/myth-fairy/oisin.html ティル・ナ・ノーグへ行ったオーシン(Tir na nog)]エールスクエア</ref>。
* [[ヴァリグ・ブラジル航空]]は、1960年代から1980年代にかけて、浦島太郎をモチーフにした [[コマーシャル|テレビCM]] を放映。<!--[[リオデジャネイロ]] - [[サンパウロ]] - 東京線直行便の宣伝だった。-->宣伝歌「浦島太郎」(1968年発売)は、日系人歌手の{{仮リンク|ローザ・ミヤケ|pt|Rosa Miyake}}(三宅ローザ)が歌唱しており<ref>[https://www.nikkeyshimbun.jp/2018/181120-column.html 《ブラジル》あの三宅ローザの生涯が凝縮された一冊]、[[ニッケイ新聞]]WEB、2018年11月20日。</ref>、アルバム『三宅ローザ・イン・東京』『ブラジルの妖精/ローザ三宅 日本を歌う』に収録されている。<!--3部作となっており、浦島太郎は助けた亀に乗せられて竜宮城ではなくブラジルへ連れて行かれ、時が過ぎて老人になってしまった浦島太郎が、乙姫から貰った玉手箱を開けると若返り、箱の中にはヴァリグ航空の日本行きチケットが入っているというものであった。第2部は[[大阪万博]]、第3部は日本便を紹介している。-->
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<!--{{notelist}}-->
== 関連項目 ==
* [[伊余部馬養]] - 浦島太郎伝説の実質的な作者。* [[龍宮]]* [[リップ・ヴァン・ウィンクル]]
== 外部リンク ==
* {{Cite journal|和書|author=林晃平 |author-link=<!--林晃平 (学者)--> |url=https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4265673 |title=片岡政行英訳『うらしま』覚書 |journal=苫小牧駒澤大学紀要 |publisher=苫小牧駒澤大学 |date=2000-06 |number=4 |pages=73-94 |naid=40005246227}}
== 脚注 ==
{{DEFAULTSORT:うらしまたろう}}

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