一説に曙立王が唖の皇子の伝承と関係を持っているのは、伊勢の佐那造がこれを語り伝えたためであるとされる。伊勢の佐那近辺は古より[[水銀]]の産地として知られるが、[[尾畑喜一郎]]は佐那造が古代の水銀採掘に携わった人々であるとし、[[気化]]した水銀を長時間[[呼吸]]することによって[[喉]]の病を患い、その[[職業病]]が誉津別命と曙立王の伝承を結びつけたとしている。[[谷川健一]]も、『[[日本書紀]]』巻第六に現れる「[[天湯河板挙]]」と鍛冶氏族との関連性を述べ、「本牟智和気」という皇子の名前は金属精錬の実態を表現していると述べている<ref>『白鳥伝説』(上)p220 - p228、[[集英社]]文庫、1988年</ref>。
== 脚注 ==
== 関連項目 ==
* [[出雲建]]
* [[狭穂姫命]]
== 脚注 ==
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[[Category:日本神話]]
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