「日沈の宮」の名前の由来は、創建の由緒が、[[伊勢神宮]]が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けた神社であることによる<ref>現地設置、日御碕神社御由緒板による。</ref>。
かつて経島には、日御碕神社の[[天照大神]]を祀る日沈宮(ひしずみのみや・下の宮)があり、天暦2年(948年)に日御碕神社へ遷座している<ref>https://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1443239781602/index.html, 日御碕神社のご紹介, 2022-07-29, 出雲市市民文化部文化財課</ref>。現在も日御碕神社の神域となっており境外社・経島神社があり、年に1度の神事に携わる[[神職]]などのほかは上陸が禁じられている<ref name=":1" />。
海洋考古学専門家による調査は行われていないが、島の周囲の海中から「海底遺跡」と考えられる遺構が発見されている<ref name=":3">https://www.sankei.com/photo/movie/news/150625/mov1506250001-n1.html, 【動画】出雲・日御碕に眠る海底遺跡, 2022-07-29, 産経新聞</ref>。経島から海に入ると、玉砂利を敷いた参道や階段、'''亀の形をした石'''など、信仰活動に使われたと考えられる海底遺跡が広がる<ref name=":3" />。海底の遺跡に関する文献などは無いが、測量関係企業が、この周辺の地質に関する調査を行ったところ、この周辺に大きな断層があり、地滑りを起こした可能性があるとの結果が報告されている<ref name=":4">http://izumozine.jp/in24/231, 日御碕神社にまつわる知られざるヒミツ! 経島周辺の海域には海底遺跡が眠っている!? その真相を調査, 2022-07-29, IZUMOZINE / 出雲市経済環境部産業政策課産業企画係</ref>。関連は不明だが、平安時代に編纂の歴史書「日本三代実録」に、元慶4年(880年)10月、出雲で地震があったと記されている<ref name=":4" />。
== 丹後国風土記逸文 ==