下の4人は、糸繰りをしながら知恵を絞り、ヤマイヌ達を一匹ずつ屋根裏におびき寄せて4匹まで殺してしまう。残りの3匹は家の外に逃げ出してしまった。
逃げ出した3匹のヤマイヌは外に隠れていた3人の姉達を襲い、姉達は体の一部を食いちぎられてしまう。しかし、ヤマイヌは姉達の命までは奪わずに逃げてしまう。下の4人の娘達は、ヤマイヌの毛皮を手に入れて嫁入り道具にした。逃げ出した3匹のヤマイヌは外に隠れていた3人の姉達を襲い、姉達は体の一部を食いちぎられてしまう。自分勝手に逃げ出した娘達はかえってひどいめにあった。しかし、ヤマイヌは姉達の命までは奪わずに逃げてしまう。下の4人の娘達は、ヤマイヌの毛皮を手に入れて嫁入り道具にした。<ref>村松一弥『苗族民話集』平凡社、1974年、p357-362。</ref></blockquote>