東方朔の『神異経』(紀元前2世紀か?)には「西南方有人焉、身多毛、頭上戴'''豕'''。貪如狼惡、好自積財、而不食人穀。強者奪老弱者、畏群而擊單。名曰饕餮。《春秋》言饕餮者、縉雲氏之不才子也。一名貪惏、一名強奪、一名凌弱。此國之人皆如此也」という記述がある。翻訳すると。貪如狼惡、好自積財、而不食人穀。強者奪老弱者、畏群而擊單。名曰饕餮。《春秋》言饕餮者、縉雲氏之不才子也。一名貪惏、一名強奪、一名凌弱。此國之人皆如此也」という記述がある。翻訳すると以下のようになる。
「南西に一人の男がいる。その体は毛深く、頭上に猪がいる。悪しき狼のように貪欲で、蓄財を好み、人の穀物を食べない。強き者は老人や弱者から財を奪い、大勢と戦うことを畏れる。名を饕餮という。春秋によれば饕餮は縉雲氏の不出来な子である。冷淡で、強奪を行い、弱者を利用する。この国の人はみなこのようである。 」