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==== カラスの色 ====
また神話・伝説上では通常、生物学的に知られているカラスとは色違い・特徴違いのカラスが存在する。それらは、吉祥と[[霊格]]の高い順にまた神話・伝説上では通常、生物学的に知られているカラスとは色違い・特徴違いのカラスが存在する。それらは、吉祥と霊格の高い順に[[八咫烏]]、[[赤烏]]、[[青烏]]、[[蒼烏]]と[[白烏]]が同等とされている。
[[民話]]の一つには次のようなものがある。「カラスは元々白い鳥だったが、フクロウの染物屋に綺麗な色に塗り替えを頼んだところ、黒地に金や銀で模様を描けば上品で美しく仕上がると考えたフクロウはいきなりカラスの全身を真っ黒に塗ってしまい、怒ったカラスに追い掛け回され、今ではカラスが飛ばない夜にしか表に出られなくなった。カラスはいまだにガアガアと抗議の声を上げている」というものがある。別に伝わる民話では「欲張りなカラスの注文に応じて様々な模様を重ね塗りしていくうちに、ついに真っ黒になってしまった」というものもある。民話の一つには次のようなものがある。「カラスは元々白い鳥だったが、フクロウの染物屋に綺麗な色に塗り替えを頼んだところ、黒地に金や銀で模様を描けば上品で美しく仕上がると考えたフクロウはいきなりカラスの全身を真っ黒に塗ってしまい、怒ったカラスに追い掛け回され、今ではカラスが飛ばない夜にしか表に出られなくなった。カラスはいまだにガアガアと抗議の声を上げている」というものがある。別に伝わる民話では「欲張りなカラスの注文に応じて様々な模様を重ね塗りしていくうちに、ついに真っ黒になってしまった」というものもある。
=== 中国 ===
日本を含む、中華文明圏とその周辺国に伝わる「[[三足烏]]」は、中国の「日烏」が起源である。中国では古来、太陽にはカラス、月には[[ウサギ]]または[[ヒキガエル科|ヒキガエル]]が棲むとされてそれぞれの象徴となった。月日のことを「烏兎(うと)」と呼ぶ用例等にこれが現れている。足が3本あるのは、中国では[[奇数]]は陽、[[偶数]]は陰とされるので、太陽の象徴であるカラスが2本足では表象にずれが生じるからである。このカラスの外形の起源に付いては、[[黄土]]の土煙を通して観察されたが棲むとされてそれぞれの象徴となった。月日のことを「烏兎(うと)」と呼ぶ用例等にこれが現れている。足が3本あるのは、中国では奇数は陽、偶数は陰とされるので、太陽の象徴であるカラスが2本足では表象にずれが生じるからである。このカラスの外形の起源に付いては、黄土の土煙を通して観察された[[太陽黒点]]から来ているのではないかとする説がある。[[清|清朝]]においては、[[ヌルハチ|太祖]]がカラスに命を救われた逸話に基づき、神聖な動物として尊重された。
=== イギリス ===
[[File:Corvuscorax001.jpg|thumb|right|200px|ワタリガラス]]
[[イギリス]]では、[[アーサー王]]が魔法をかけられてワタリガラス(大ガラス)に姿を変えられたと伝えられる。このことから、ワタリガラスを傷付けることは、アーサー王(さらには[[英国王室]])に対する反逆とも言われ、不吉なことを招くとされている。また、[[ロンドン塔]]においては、[[ロンドン大火]]の際に大量に繁殖したワタリガラスが時の権力者に保護され、ワタリガラスとロンドン塔は現在に至るまで密接な関係にある。なお、[[J・R・R・トールキン|J.R.R.トルーキン]]の『[[ホビットの冒険]]』作中に、ワタリガラス(原文は Raven。訳書によってはオオガラス)の一族が登場するが、これも英国王室に少なからぬ関係を持つワタリガラスを尊重しての登場だと言われている。ただし、『[[指輪物語]]』にも登場するクレバインと呼ばれる大鴉たちは、むしろ邪悪の陣営の走狗としての役どころである。

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