叙事詩の後半、ウトナピシュティムはギルガメシュに大洪水の話をする<ref>Dalley, 1989, pages109–116</ref>。大洪水は、人口が膨大に増えた人間が騒ぎすぎて眠れなくなったため、エンリル神が地球上のすべての生命を消滅させるために送ったものである<ref>Dalley, 1989, pages109–111</ref>。ウトナピシュティムは、洪水が来たとき、イシュタルがアヌンナキと一緒に人類の滅亡を嘆き悲しんだことを伝えている<ref>Dalley, 1989, page113</ref>。その後、洪水が収まった後、ウトナピシュティムは神々に捧げものをした<ref>Dalley, 1989, page114</ref>。イシュタルは、ハエの形をした瑠璃色の首飾りをつけてウトナピシュティムの前に現れ、エンリルが他の神々と洪水について話し合ったことはないと告げた<ref>Dalley, 1989, pages114–115</ref>。彼女はエンリルが再び洪水を起こすことを決して許さないと彼に誓い<ref>Dalley, 1989, pages114–115</ref>、瑠璃色の首飾りを誓いの証として宣言した<ref>Dalley, 1989, pages114–115</ref>。イシュタルは、エンリルを除くすべての神々を招き、供物を囲んで楽しんだ<ref>Dalley, 1989, page115</ref>。
=== ''Song of Agušayaアグシャヤの歌'' ==={{main|Agushaya Hymn}}
The ''Song of Agušaya'',<ref>Foster, Benjamin R. (2005<sup>3</sup>), Before the Muses. An Anthology of Akkadian Literature, Bethesda, pp. 96-106.