日本の民話・伝承の内、怪物(主に竜蛇)を退治する物語で、盲人に特殊な霊性があって、盲人が怪物の死に大きく関わる物語。おおよその粗筋は、
竜蛇神が村に洪水を起こそうと画策し、それを盲人に話して「話すと命がない」と述べるが、盲人は村を救うために命を捨てて村人に話し、死んでしまう。竜蛇神は村人に倒される。
というもの。盲人に特殊な霊性がある、という思想が含まれる。盲人と竜蛇神の双方に「犠牲神」としての性質が垣間見える。