レートロマン
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「世界の民話 ドイツ・スイス編 ぎょうせい 1976」における「スイス②(レートロマン)」についての解説の覚え書きである。
レト・ロマンス語群(レトロマンスごぐん、ラテン語: Lingua Raetoromanica)は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する言語群の一つ。本作の場合は、その一つであるロマンシュ語(スイス国内で話される。自称では「ルマンチュ」と発音する。)で採録された物語群を指す。スイス連邦において第四の国語として認められているが、南東部にあるグラウビュンデン州のアルプス北山麓の渓谷地などきわめて限られた土地でしか使用されていない。ロマンシュ語には五大方言があり、方言ごとの差も大きいようである。
レートロマン人というのはアルプスの山深い所に住むロマン系の民族で、ケルト族や古代イリリア族と血縁関係にあった、という[1]。
「世界の民話 ドイツ・スイス編」は、ドイツ、オーストリア、スイスの民話を纏めた本で、レートロマンの項以外は、ドイツ語文化圏のゲルマン系民族の物語といえる。レートロマンの民話群は、それらとやや趣が異なるが、共通点も多くある。その繊細な差異も楽しみたい本と言える。
参考文献
- Wikipedia:ロマンシュ語(最終閲覧日:22-07-20)
- 世界の民話 ドイツ・スイス編 小沢俊夫編 ぎょうせい 1976
参照
- ↑ 世界の民話 ドイツ・スイス編 小沢俊夫編 ぎょうせい 1976 p341