蓼科神社

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蓼科神社(たてしなじんじゃ)は長野県にある神社で蓼科山を祀る。里宮:北佐久郡立科町芦田高井、奥社:北佐久郡立科町芦田蓼科にある。

祭神

  • 里宮:高皇産霊神、大己貴命、木花佐久夜毘売(このはなさくやひめ)
  • 奥社:高皇産霊神、倉稲魂神、木花佐久夜毘売

蓼科山

蓼科山(たてしなやま)は、八ヶ岳連峰の北端に位置する標高2,531m火山[1][注 1]。コニーデと呼ばれる台地状の火山に、円錐型のトロイデを重ねた複式火山。諏訪から仰ぐと優美な円錐型に見えることから、諏訪富士の別名も持つ[2]

境内社

  • 星宮社(皇之命)
  • 舟子神社(猿田彦命)
  • 杉尾神社(豊受姫命)
  • 朝山十九社(八百萬神)

祭礼

例祭日は4月10日である。旧暦10月1日~10日には神在祭が行われ、ここに集まった神々は11日に出雲大社に向かうという[1]

私的考察

祭神は「雲井瀧明神」とあり、境内内に星宮社(皇之命)があることから、星女神であり、かつ水神だったのではないか、と推察する。神戸川の上流に肥長比売を祀る富能加神社があるが、富能加比売命を祀るのは星神社であって、富能加比売命と肥長比売は星女神と考えられる。おそらく、富能加比売命、肥長比売眞玉著玉之邑日女命は同じ星女神であって「眞玉」とは星のことなのではないだろうか。

この女神が特定の星や星座に比定できるのか、漠然と「星」を指すのかは判然としない。「雲井瀧」という名からは「天の川」が連想されるように思う。一方「朝」ということを強調すれば「明けの明星」でも良いように思うからである。

境内内に星宮社があることからも、星神信仰があったことが分かる。「皇之命」とは夫の大国主命のことなのではないだろうか。

参考文献

  • Wikipedia:朝山神社(最終閲覧日:24-12-27)
    • 関和彦『『出雲国風土記』註論』 2006年 明石書店 ISBN 4-7503-2376-4
    • 白井永二・土岐昌訓編『新装普及版 神社辞典』 1997年 東京堂出版 ISBN 4-490-10474-X

関連項目

脚注

  1. https://www.gsi.go.jp/common/000091072.pdf, 標高値を改定する山岳一覧 資料1, 国土地理院, 2014-03-26
  2. 蓼科山の登山ルート・難易度, https://yamatabitabi.com/archives/97532/, 山旅旅, 2020-09-17


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