養母としての女神
アジア、ヨーロッパの神話・伝承を見ると、「養母としての女神」の話をよく見かける。神話の世界では、この他に「燃やされた女神」「吊された女神」もよく登場し、これら三女神が一体化した女神もよく見かける。これらの女神は主に米や穀物を発生させたり、人々に与えたりする。まれに酒造りを教えることもある。薬草の発生に関連するからか、医薬神とされることもある。特に「養母としての女神」は、産婆、子育て、広く医療、産業を受け持ち、おおむね「善神」といて描かれる。ただ、真面目すぎる性格が災いするのか、ときに残酷なことをしたり、天邪鬼のようにも描かれると考える。
本項ではこのうち「養母としての女神」を取り上げたい。
この女神の特徴は
- 死なない女神である。
- 厄払いの女神、あるいは医薬神として機能する。
- 稀に疫神を「追いかける女神」になる。
- 女神が戦ったり、説得したりする。天照大御神など。
- 別の神を害す女神(虐待女神)。厳しくなりすぎるとこうなることもある。
- 別の神をバラバラにする場合がある。メーデイアなど。
である。
養母としての女神の典型例[編集]
へーラー:「はっ、殺そうと思っていたのに、お乳をあげたらへーラークレースが可愛くなってしまったわ。」(ギリシア神話風)
こんな感じだろうか。