ガリア・ベルギカの2つの碑文<ref>13, 4683 and 13, 4705.</ref>では、ロスメルタはsacra(神聖)という称号を与えられている。ガリア・ベルギカのヴァッセルビリング(Wasserbillig)の長い碑文<ref>''Deo Mercurio [et deae Ros]/mertae aedem c[um signis orna]/mentisque omn[ibus fecit] / Acceptus tabul[arius VIvir] / Augustal[is donavit?] / item hospitalia [sacror(um) cele]/brandorum gr[atia pro se libe]/risque suis ded[icavit 3] / Iulias Lupo [et Maximo co(n)s(ulibus)]''.</ref>は、神聖なカップルを神殿(aedes)の奉納と結びつけ、「歓迎する」儀式が行われるようにしたものである。
== 私的解説 ==
ロスメルタがガリアの太母の一柱であって、英雄である[[スメルトリオス]]と関連するとすれば、ロスメルタの立場は「母」「養母」「上司」といったものが考えられる。半神阪神の英雄神との関連からいえば、ロスメルタはギリシア神話のヘーラー(養母)、アルクメーネー(母)、オムパレー(上司)のいずれかに相当する女神と思う。
一方、ローマ神話では下位の女神ラールンダと名前の子音構成が一致しているように思う。
== 参考文献 ==