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今泉忠明はイヌとオオカミの違いが出る部分として胸郭を挙げる。オオカミの胸郭はイヌの胸郭よりも幅が狭く、深い(上下の高さが高い)。オオカミの胸郭が深いのは肋骨が比較的長く、狭いのは肋骨が後方に寝ているためだという。具体的には肋骨頸(肋骨上部の胸椎と関節する部分)が前方に曲がっているために、肋骨体(肋骨の主部)が立ち上がっている形状になっているイヌの胸郭に対して、オオカミの胸郭は肋骨頸の曲がりが殆どないため後ろに寝てしまうのだという。オオカミの胸郭は幅が狭くても深さがあるためにイヌの胸郭と容積的には大差がないが、深呼吸をする際にはオオカミの胸郭は普段は肋骨を寝かせている分だけ、一層胸郭の容積を大きくすることができ、イヌよりも深い呼吸が出来るのだという<ref>今泉忠明『絶滅野生動物事典』(KADOKAWA<角川ソフィア文庫>、2020年)ISBN 978-4-04-400527-6)p.85</ref>。
 
== 文化 ==
ヨーロッパや中国など牧畜が盛んであった地域では家畜を襲う害獣として忌み嫌われる傾向にあり、逆に日本(北海道を除く)のように農業が盛んであった地域では、農作物へ被害をあたえる[[シカ]]などの害獣を駆除する益獣として、怖れをもたれると同時に慕われもした。また、アイヌやネイティブアメリカンなどのように、狩猟採集生活が盛んであった民族でも神格化されることがある。
 
=== 神話、伝説、民俗 ===
* 中世ヨーロッパにおいては、狼はしばしば'''死や恐怖の対象'''として描写される。北欧神話では巨大な狼である[[フェンリル]]が神々の敵として描かれている。童話の『[[赤頭巾]]』では、狼は赤頭巾を食べようとする悪役として描かれている。18世紀中旬には、「[[ジェヴォーダンの獣]]」と呼ばれる巨大な狼(大[[山猫]]とも)が出現したとされ、フランス中部地方を震撼させた。しかし、オオカミは一匹だけで大きな獲物を狩る習性はなく、臆病な動物であるため、科学的に見てこの事件にオオカミは関わっていないとされている。
* キリスト教でも、狼は邪悪な害獣として扱われることが多く、[[七つの大罪]]では、[[ユニコーン]]や[[ドラゴン]]と同じく『憤怒』を象徴する動物として扱われることがある。
* 人間が狼に変身する[[狼男|人狼]]についての記述が古代よりしばしば見られる。ヨーロッパで狼を忌み嫌うのは中世キリスト教が、土着の信仰を駆逐するため人狼伝説を利用してきた影響も大きい。中世のヨーロッパでは、人狼の存在が信じられており、昼間は人間の姿をしている人狼が、夜間には狼の姿で他の人間を襲い、'''銀'''の武器(銀の弾丸など)でなければ倒すことが出来ないなどとされた。古代ローマの博物学者であるプリニウスは著書『博物誌』において、人狼が現われたという噂を紹介したうえで、このような変身の存在はでたらめであると否定している。イギリス本土の諸島では早い段階で狼が駆逐されたために、人狼の伝説は外国起源のものであり、魔法使いや巫女はたいてい猫や兎に化けることになってしまった、という説をセイバイン・ベアリング=グールドが唱えている<ref>ベヤリング・グウルド, 今泉忠義, 1955, 民俗学の話, 角川書店, 角川文庫, page43</ref>。
* インドにはオオカミが子供を育てたという噂が多数あり([[野生児|狼っ子]])、特に[[アマラとカマラ]]という少女の事例が知られる。
* 長野県佐久市猿久保では、オオカミがお産する穴を発見したら、[[赤飯]]を重箱に詰め村人が巣穴の前に供えた。オオカミはお産を無事に終えると空になった重箱を村人の家まで返却したという民話がある<ref>佐久市志編纂委員会編纂『佐久市志 民俗編 下』(佐久市志刊行会、1990年)1119ページ</ref>。
* アイヌではエゾオオカミを「狩りをする神(オンルプシカムイ)」「ウォーと吠える神(ウォセカムイ)」など地域によって様々な呼び名があるが、雅語としての「大きな口の神(ホロケウカムイ)」は北海道全域で通じた。伝承では英雄を助ける、主人公を騙して夫にしようとする、いたずら好きなど様々な性格で語られるが、カムイのオオカミは白い毛を持つとされる<ref>[http://www.ainu-museum.or.jp/siror/book/detail.php?page=book&book_id=A0269 オオカミ、エゾオオカミ、狼] - アイヌと自然デジタル図鑑</ref>。
* カムチャッカ半島では、双子の父親はオオカミであるとされた<ref>Uno Harva: Die religiösen Vorstellungen der altaischen Völker. FF Communications N:o 125. Suomalainen Tiedeakatemia, Helsinki 1938, S. 473</ref>。
 
=== 指導者や神 ===
* 日本語のオオカミの語源は'''大神'''(おおかみ)とするように、日本では古くから狼信仰が存在している。日本書紀』には狼のことを「かしこき神(貴神)にしてあらわざをこのむ」と記述されており、また『大和国風土記』(逸文)には「[[真神]]」として神格化されたことが語られている。山の神として山岳信仰とも結びついており、狼信仰の中心となった飯舘[[山津見神社]]や秩父[[三峯神社]]や[[武蔵御嶽神社]]の[[狛犬]]はオオカミである。
* エジプト神話には、狼の姿をした軍神[[ウプウアウト]]がおり、その名前は「道の開拓者」の意であり、戦場や[[冥界]]の水先案内人とされた。
* アリストテレスの『動物誌』によると、ギリシア神話にて[[アポローン]]と[[アルテミス]]の双子を産んだ[[レートー]]は'''牝狼'''であるとしている。
* 古代ローマの建国神話では、双子の建国者である[[ロムルス]]と[[レムス]]は<ef>雌狼(She-wolf (Roman mythology))</ref>に育てられたとされる。牝狼の乳房を吸う双子を描いたローマ時代の像がカピトリーノ博物館に所蔵されている。
* 北アジアのテュルク系遊牧国家・突厥の中核となった氏族の阿史那氏には、戦いで置き去りにされた子供と[[アセナ]]という牝狼の間に誕生した子供たちが阿史那氏の祖先であるという神話伝承がある。狼は阿史那氏のトーテムであったほか、近代のトルコ共和国でもトルコ民族の象徴として親しまれたりナショナリズムの象徴となったりしている。
* モンゴル人の祖は[[ボルテ・チノ]](モンゴル語で「灰色の狼」の意)と呼ばれる。
* ウェセックス王国の君主[[エゼルウルフ]]は「高貴なる狼」の意であり、民族的に繋がりがあるドイツ人の名前であるアドルフはエゼルウルフから来た語である。
* ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーは、ニックネームとして「ヴォルフ(狼)」を使用した<ref>[http://www.christianengl.de/wolfsschanze.html Im Führerhauptquartier (FHQ)]</ref>
 
=== 題材とした作品など ===
* オオカミが登場する童話には、『[[三匹の子豚]]』、グリム童話の『[[狼と七匹の子山羊]]』『[[赤ずきん]]』、[[イソップ寓話]]の『[[嘘をつく子供]]』、米国の昔話『オオカミになった弟』などがある。[[悪いオオカミ]]も参照。
== 分布・亜種 ==
眷属としてのオオカミのご利益は山間部においては五穀豊穣や獣害よけ、都市部においては火難・盗賊よけなどで、19世紀以降には憑き物落としの霊験も出現する。眷属信仰は江戸時代中期に成立し、幕末には1858年(安政5年)にコレラが大流行し、コレラは外国人により持ち込まれた悪病であると考えられ、憑き物落としの霊験を求め眷属信仰は興隆した。そのため憑き物落としの呪具として用いられる狼遺骸の需要が高まり、また同時期に流行した狂犬病やジステンパーの拡大によって狼の獣害も発生し、'''明治以降、家畜を襲う害獣として懸賞金まで懸けられた徹底的な駆除などの複合的な原因によって絶滅したと思われている。'''
一方、[[北海道]]および[[樺太]]・[[千島列島|千島]]に生息した大型の亜種は、[[エゾオオカミ]] 一方、北海道および樺太・千島に生息した大型の亜種は、エゾオオカミ({{snamei|Canis lupus hattai}}) と呼ばれている。大きさは[[シェパード]]ほどで、褐色の毛色だったとされている。[[アイヌ]]ではエゾオオカミを「狩りをする神(オンルプシカムイ)」「ウォーと吠える神(ウォセカムイ)」など地域によって様々な呼び名があるが、雅語としての「大きな口の神(ホロケウ[[カムイ]])」は北海道全域で通じた。伝承では英雄を助ける、主人公を騙して夫にしようとする、いたずら好きなど様々な性格で語られるが、カムイのオオカミは白い毛を持つとされる<ref>[http://www.ainu-museum.or.jp/siror/book/detail.php?page=book&book_id=A0269 オオカミ、エゾオオカミ、狼] - アイヌと自然デジタル図鑑</ref>。明治以降、入植者により毛皮や肉目的の狩猟で獲物の[[エゾシカ]]が一時激減し、入植者が連れてきた牛馬などの家畜を襲って害獣とされ、懸賞金まで懸けられた徹底的な駆除により数が激減し、ジステンパーなどの飼い犬の病気の影響や[[1879年]](明治12年)の大雪による[[エゾシカ大量死]]が重なった結果、と呼ばれている。大きさはシェパードほどで、褐色の毛色だったとされている。明治以降、入植者により毛皮や肉目的の狩猟で獲物のエゾシカが一時激減し、入植者が連れてきた牛馬などの家畜を襲って害獣とされ、懸賞金まで懸けられた徹底的な駆除により数が激減し、ジステンパーなどの飼い犬の病気の影響や1879年(明治12年)の大雪によるエゾシカ大量死が重なった結果、'''[[1900年]](明治33年)頃に絶滅したと見られる。1900年(明治33年)頃に絶滅したと見られる。''' == 文化 ==[[ヨーロッパ]]や[[中華人民共和国|中国]]など牧畜が盛んであった地域では家畜を襲う害獣として忌み嫌われる傾向にあり、逆に日本(北海道を除く)のように農業が盛んであった地域では、農作物へ被害をあたえる[[シカ]]などの害獣を駆除する益獣として、怖れをもたれると同時に慕われもした。また、アイヌや[[ネイティブアメリカン]]などのように、狩猟採集生活が盛んであった民族でも神格化されることがある。  ===神話、伝説、民俗===* [[中世ヨーロッパ]]においては、狼はしばしば死や恐怖の対象として描写される。[[北欧神話]]では巨大な狼である[[フェンリル]]が神々の敵として描かれている。童話の『[[赤頭巾]]』では、狼は赤頭巾を食べようとする悪役として描かれている。[[18世紀]]中旬には、「[[ジェヴォーダンの獣]]」と呼ばれる巨大な狼(大[[山猫]]とも)が出現したとされ、[[フランス]]中部地方を震撼させた。しかし、オオカミは一匹だけで大きな獲物を狩る習性はなく、臆病な動物であるため、科学的に見てこの事件にオオカミは関わっていないとされている。* [[キリスト教]]でも、狼は邪悪な害獣として扱われることが多く、[[七つの大罪]]では、[[ユニコーン]]や[[ドラゴン]]と同じく『[[憤怒]]』を象徴する動物として扱われることがある。* 人間が狼に変身する[[狼男|人狼]]についての記述が古代よりしばしば見られる。ヨーロッパで狼を忌み嫌うのは中世[[キリスト教]]が、土着の信仰を駆逐するため人狼伝説を利用してきた影響も大きい。中世のヨーロッパでは、人狼の存在が信じられており、昼間は人間の姿をしている人狼が、夜間には狼の姿で他の人間を襲い、[[銀]]の武器([[銀の弾丸]]など)でなければ倒すことが出来ないなどとされた。古代ローマの[[博物学者]]である[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウス]]は著書『[[博物誌]]』において、人狼が現われたという噂を紹介したうえで、このような変身の存在はでたらめであると否定している。イギリス本土の諸島では早い段階で狼が駆逐されたために、人狼の伝説は外国起源のものであり、魔法使いや巫女はたいてい猫や兎に化けることになってしまった、という説を[[セイバイン・ベアリング=グールド]]が唱えている<ref>{{Cite book|和書 |author=ベヤリング・グウルド|translator=[[今泉忠義]]|year=1955|title=民俗学の話|publisher=角川書店 |series=角川文庫|page=43}}</ref>。* [[インド]]にはオオカミが子供を育てたという噂が多数あり([[野生児|狼っ子]])、特に[[アマラとカマラ]]という少女の事例が知られる。* [[長野県]][[佐久市]]猿久保では、オオカミがお産する穴を発見したら、[[赤飯]]を[[重箱]]に詰め村人が巣穴の前に供えた。オオカミはお産を無事に終えると空になった重箱を村人の家まで返却したという[[民話]]がある<ref>佐久市志編纂委員会編纂『佐久市志 民俗編 下』(佐久市志刊行会、1990年)1119ページ</ref>。* 科学的観察に基づく話として[[シートン動物記]]の[[狼王ロボ]]が有名である。* [[カムチャッカ半島]]では、双子の父親はオオカミであるとされた<ref>[[Uno Harva]]: Die religiösen Vorstellungen der altaischen Völker. FF Communications N:o 125. Suomalainen Tiedeakatemia, Helsinki 1938, S. 473</ref>。 ===指導者や神===* [[日本語]]のオオカミの語源は大神(おおかみ)とするように、日本では古くから狼信仰が存在している。『[[日本書紀]]』には狼のことを「かしこき神(貴神)にしてあらわざをこのむ」と記述されており、また『[[大和国風土記]]』(逸文)には「[[真神]]」として神格化されたことが語られている。山の神として[[山岳信仰]]とも結びついており、狼信仰の中心となった[[飯舘村|飯舘]][[山津見神社]]や[[秩父市|秩父]][[三峯神社]]や[[武蔵御嶽神社]]の[[狛犬]]はオオカミである。* [[エジプト神話]]には、狼の姿をした軍神[[ウプウアウト]]がおり、その名前は「道の開拓者」の意であり、戦場や[[冥界]]の水先案内人とされた。* [[アリストテレス]]の『[[動物誌 (アリストテレス)|動物誌]]』によると、[[ギリシア神話]]にて[[アポローン]]と[[アルテミス]]の双子を産んだ[[レートー]]は牝狼であるとしている。* [[古代ローマ]]の建国神話では、双子の建国者である[[ロムルス]]と[[レムス]]は{{ill2|雌狼|en|She-wolf (Roman mythology)}} に育てられたとされる。牝狼の乳房を吸う双子を描いたローマ時代の像が[[カピトリーノ博物館]]に所蔵されている。* [[北アジア]]の[[テュルク系]][[遊牧国家]]・[[突厥]]の中核となった氏族の[[阿史那氏]]には、戦いで置き去りにされた子供と[[アセナ]]という牝狼の間に誕生した子供たちが阿史那氏の祖先であるという神話伝承がある。狼は阿史那氏の[[トーテム]]であったほか、近代の[[トルコ|トルコ共和国]]でもトルコ民族の象徴として親しまれたりナショナリズムの象徴となったりしている。* [[モンゴル人]]の祖は[[ボルテ・チノ]](モンゴル語で「灰色の狼」の意)と呼ばれる。* [[ウェセックス王国]]の君主[[エゼルウルフ]]は「高貴なる狼」の意であり、民族的に繋がりがあるドイツ人の名前であるアドルフはエゼルウルフから来た語である。* [[ナチス・ドイツ]][[総統#ドイツ|総統]][[アドルフ・ヒトラー]]は、ニックネームとして「ヴォルフ(狼)」を使用した<ref>[http://www.christianengl.de/wolfsschanze.html Im Führerhauptquartier (FHQ)]</ref>。
===軍事===
* 上記のヒトラー用に[[第二次世界大戦]]期に建設された[[総統大本営]]として[[ヴェアヴォルフ (総統大本営)|ヴェアヴォルフ]]と[[ヴォルフスシャンツェ]](狼の砦)があった。上記のヒトラー用に第二次世界大戦期に建設された総統大本営としてヴェアヴォルフとヴォルフスシャンツェ(狼の砦)があった。* 第二次世界大戦で[[ドイツ海軍]]は、[[Uボート]]が複数で商船を襲撃する[[群狼戦術]](ウルフパック)を使用した第二次世界大戦でドイツ海軍は、Uボートが複数で商船を襲撃する群狼戦術(ウルフパック)を使用した<ref>『狼群作戦の黄昏』[[朝日ソノラマ]]新戦史シリーズ『狼群作戦の黄昏』朝日ソノラマ新戦史シリーズ</ref>。* [[大日本帝国海軍|日本海軍]][[重巡洋艦]]「[[足柄 (重巡洋艦)|足柄]]」 日本海軍重巡洋艦「足柄」 - [[英国]][[ジョージ6世戴冠記念観艦式]]に派遣され、現地で「血に飢えたオオカミ」と綽名された。 === 題材とした作品など ===* オオカミが登場する童話には、『[[三匹の子豚]]』、[[グリム童話]]の『[[狼と七匹の子山羊]]』『[[赤ずきん]]』、[[イソップ寓話]]の『[[嘘をつく子供]]』、米国の昔話『オオカミになった弟』などがある。[[悪いオオカミ]]も参照。* 日本の[[アニメーション]]や漫画、絵本にもキーパーソンとしてオオカミはしばしば登場する。『[[狼少年ケン]]』のオオカミ一族、『[[もののけ姫]]』のモロ(山犬の神)、『[[チリンの鈴]]』のウォー(仇を育てた狼)など育て親のイメージの役割と『[[ドン・チャック物語]]』のラッパ狼、『[[名探偵ホームズ]]』のモリアーティ教授など悪役のイメージのものが多い。* 一方『[[おおかみこどもの雨と雪]]』では、その悪役のイメージを逆手に取り、[[狼男|狼人間]]と人間の間に生まれた“おおかみこども”が「オオカミはなぜどの物語も悪役なのか」と母に泣きつくシーンが登場する。同様に、[[緑黄色社会]]の楽曲「[[Mela!]]」のミュージックビデオも、「あなたはあなたの物語の主人公」というメッセージのもと、周囲から疎まれていた主人公のオオカミが自分を変えていくストーリー設定になっている<ref>[https://skream.jp/news/2020/04/ryokushaka_mela_cm_mv.php 緑黄色社会、新曲「Mela!」が玉城ティナ出演"パルティ カラーリングミルク"CM曲に決定&先行配信スタート。クリエイター8名によるMVも本日4/13プレミア公開] Skream! 劇ロックエンタテインメント 2020年4月13日</ref>。* また『[[あらしのよるに]]』のガブ、『[[おれたちともだち]]』シリーズのオオカミさんのように主役のパートナーとして登場する作品が現れるようになってきた。ロシアのアニメーション『狐と兎』でもウサギを手助けするキャラクターのひとりとしてオオカミが登場する。また、米国の[[ファンタジー]]小説『[[ベルガリアード物語]]』に登場する老魔術師[[ベルガラス]]とその妻[[ポレドラ]]なども、主人公を助ける重要なキャラクターである。* オオカミを孤高の象徴として捉えた作品が登場するようになってきた。『狐と兎』の作家[[ユーリ・ノルシュテイン]]の代表作品、『[[:en:Tale of Tales (film)|話の話]]』ではオオカミの子が人々の平和と悲しみの時代の記憶をたどる非常に重要な役割を持って登場する。[[平井和正]]の作品『[[ウルフガイ]]』『[[アダルト・ウルフガイ]]』などのシリーズでは[[狼男|狼人間]]である主人公を通してオオカミの孤高性が多く語られる。アニメーション『[[WOLF'S RAIN]]』の主人公たちは人間に姿を変えることのできる狼であり、オオカミの神性と孤高が描かれた。『やっぱりおおかみ』は仲間を探して旅をする一匹狼の絵本。結局仲間は見つからず、舌打ちする内容。* コンピューターゲームには、日本古来のオオカミの神性を題材とした『[[大神 (ゲーム)|大神]](おおかみ)』などがある。* 団結の象徴として、[[Jリーグ]]の[[セレッソ大阪]]ではマスコットにオオカミ(愛称[[ノブレ・バリエンテ・アッチェ・ロビート・デ・セレッソ|ロビー]])を採用している。* [[セルゲイ・プロコフィエフ]]の台本・作曲による交響的物語『[[ピーターと狼]]』は子ども向け[[クラシック音楽]]入門作として名高い。* 米国のファンタジー小説『[[ファオランの冒険]]』では、部族ごとに群れをなし、厳しい掟によって自らを律するオオカミたちの生態が描かれている。* [[スズキ (企業)|スズキ]]のオートバイ『[[スズキ・ウルフ|ウルフ]]』はオオカミが力強さとスピードをイメージさせることからその名が付けられた。 == 脚注 =={{脚注ヘルプ}} === 注釈 ==={{notelist2}} === 出典 ==={{Reflist|30em}}英国ジョージ6世戴冠記念観艦式に派遣され、現地で「血に飢えたオオカミ」と綽名された。
== 関連項目 ==
{{Commons|Canis lupus}}{{Wikispecies|Canis lupus}}{{Wiktionary|おおかみ|オオカミ|狼}}* [[ニホンオオカミ]]* [[アメリカアカオオカミ]]* [[イヌ]]/[[イヌ属]]* [[狼犬]]* [[狼爪]]* [[おおかみ座]]* [[ルドルフ (曖昧さ回避)天狗]]
* [[ボルテ・チノ |蒼き狼]] - モンゴル人の祖とされる伝説上の獣であるボルテ・チノの日本語訳。また、[[チンギス・ハーン]]のことを指す。
* [[アンバー (色)|アンバー]](琥珀色) - 狼の目(虹彩)の色にアンバーが多く、アンバーの虹彩を持つ人間の目を「狼の目(Wolf eyes)」と通称する(→[[ヒトの虹彩の色#アンバー(Amber/琥珀色)|ヒトの虹彩の色]])。
* [[フォルクスワーゲン・ルポ]]([[イタリア語]]で狼の意味の名を持つ[[小型車]])
* [[アマラとカマラ]] - [[1920年]]に[[インド]]で発見された二人の少女。オオカミに育てられたとされた。ただし、その真実性は疑問視されている。
* [[悪いオオカミ]] - 童謡や物語における[[ステレオタイプ]]なキャラクター。
* [[アセナ]] - [[テュルク]]神話に登場する雌の狼で[[トルコ人|トルコ民族]]を象徴する存在とされている。時によってその狼の生んだ10人の息子のうちの一人の名前として用いられる場合がある。
** [http://www.cites.org/eng/app/appendices.shtml ワシントン条約掲載種、タクソンリスト]
* [https://www.env.go.jp/index.html 環境省]
** [https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/danger.html 特定(危険)動物の飼養又は保管の許可について]{{リンク切れ|date= <sup>''(リンク切れ, 2019年5月6日 (月) 08:21 (UTC)}})''</sup>
* [http://www.japan-wolf.org/index.html 一般社団法人 日本オオカミ協会]
* {{Archive.today|url=http://homepage2.nifty.com/~wolf/ |title=Wolf Network JAPAN|date=20121202035718}}(日本語){{リンク切れ|date= <sup>''(リンク切れ, 2019年5月6日 (月) 08:21 (UTC)}})''</sup>* [https://wolf.caily.net/ LEGEND OF WOLF] {{ja icon}}* [http://www.wolf.org/wolves/index.asp International Wolf Center(英文)] {{en icon}}
== 参照 ==

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