シュメール語の詩『ニヌルタと亀』では、石版を持つのはエンリルではなくエンキ神であり、エンキが石版を盗んでアブスに持ってきたからである<ref>http://etcsl.orinst.ox.ac.uk/cgi-bin/etcsl.cgi?text=t.1.6.3# , Oxford.</ref>。この詩とアッカド語の『アンズー』の詩もまた、鳥イミュグド(シュメール語)またはアンズー(アッカド語)に石版を盗まれるという懸念を共有している。バビロニアのエヌマ・エリッシュにおいては、ティアマトはキングーに石版を与え軍の指揮権を委ねるが、マルドゥクがキングーから天命の粘土板を奪い勝利を収めた。天地の秩序を取り戻し、確立したマルドゥクはエンリルに代わって神々の王となった(「運命の石版」を手に入れた。)
マルドゥクの息子とされた書紀の神ナブーは、「運命の石版」の保持者とされた。ナブーは文字の神として、人間に与えられた運命を刻み、書記神ニヌルタと関連付けられた<ref>Leick, Dr Gwendolyn, A Dictionary of Ancient Near Eastern Mythology, date=2002, Routledge, isbn=9781134641024, page=127, https://books.google.com/books?id=_pqEAgAAQBAJ&pg=PA123, =March 7, 2019, en</ref>