=== 季節型豊穣神としての西王母 ===
西王母は冬、陰気の強い3月3日に蟠桃会を主催し、[[百花仙子]]に百花を咲かせる舞を舞わせる(奉納される)。蟠桃会は'''陽気'''の女神である西王母が'''春をもたらす'''祭祀だったのではないだろうか。
張君房の『雲笈七籤』に収録された「道蔵三洞経」には、西王母は太陰の元気で、姓は自然で字は君思で、下は崑崙の山を治め、上は'''北斗を治める'''<ref>『雲笈七籤』巻十八, 2021/08/21, https://zh.wikisource.org/wiki/%E9%9B%B2%E7%AC%88%E4%B8%83%E7%B1%A4/18#%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E7%A5%9E%E4%BB%99, ウィキソース</ref>。北斗七星(おおぐま座)は水を汲む 「斗」 の形をしており、大地を潤す農耕の神のシンボルでもあった<ref>Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%A4%A7%E5%B8%9D 天皇大帝](最終閲覧日:22-09-26)</ref>。
==== 女神の地位の低下を図る中傷系 ====