=== 季節型豊穣神としての西王母 ===
西王母は冬、陰気の強い3月3日に蟠桃会を主催し、[[百花仙子]]に百花を咲かせる舞を舞わせる(奉納される)。蟠桃会は陽気の女神である西王母がに百花を咲かせる舞を舞わせる(奉納される)。蟠桃会は'''陽気'''の女神である西王母が'''春をもたらす'''祭祀だったのではないだろうか。
==== 女神の地位の低下を図る中傷系 ====
丹波康頼の『医心方』では、『玉房秘訣』によれば、西王母は陰を養って得道した者で、彼女には夫がなく、童男(男の子)と性交するのが好きだったが、西王母と関係を持った人間の男はすぐ病にかかったという<ref>『医心方』巻二十八, 2021/09/09, https://zh.wikisource.org/wiki/%E9%86%AB%E5%BF%83%E6%96%B9/%E5%8D%B7%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%85%AB, ウィキソース</ref><ref group="私注">西王母の性的な豊穣性を'''逆向き'''にしたもの。[[瑤姫]]の項を参照のこと。</ref>。
=== 天候神としての西王母 ===
西王母の娘とされる[[瑤姫]]は[[懐王]]と交わって雨水をもたらした、とされる。[[瑤姫]]は西王母から分離された下位の女神と思われる。
=== 酒造神としての西王母 ===
西王母に献上する酒を造る麻姑は、西王母から分離された下位の女神と思われる。
=== 縫織神としての西王母 ===