また、ローズマリ・E=グィリーはハインツァ、メンケン ヴァルター<ref>ローズマリ・エレン・グィリー, 1995, 182p</ref>と呼ばれるものが、A・フランクリンは、ガルゲンメンライン、オアラウンレ、グリュックスメンヒェン、アーレリュンケン、アルラウネ<ref name="an173">A・フランクリン, 2004, 173p</ref>、C・ローズはキメケン(Chimeken)、ハインツェ(Heinze)、'''ヒンツェルマン'''(Hinzermann)、ゴルドマル王King Goldmar)、と呼ばれるものもいるとしている<ref name="rose149" />。
最古の記述として、13世紀の文献に出る、「山の精」を指すラテン語「Cobaldus」を紹介するA・フランクリンは、語源としてギリシャ語の「Kaballoi」(馬に乗るもの達)、また悪漢を指す「Kabalos」の可能性を示唆している<ref name="an173" />。グリムによれば、ドイツ語のコボルトは13世紀より前には見られず、フランス語のゴブラン(Gobelin)は11世紀にみられる、とのことである<ref>妖精の誕生 -フェアリー神話学-、カイトリ-著、市場泰男訳、社会思想社教養文庫、1989年、161p</ref>。
== グリム童話におけるコボルト ==