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、 2025年1月2日 (木)
'''アペプ'''('''Apep''')は、エジプト神話における悪の化身。古代エジプト語での名は他に、'''アーペプ'''('''アアペプ'''、'''Aapep''')、'''アペピ'''('''Apepi''')、'''アピペ'''('''Apipe''')、'''アポペ'''('''Apope''')などが挙げられる。古代エジプト語のヒエログリフは、母音を明確に記述しないため本来の発音は、はっきりしない。古典ギリシア語転記である'''アポピス'''(''’Αποφις''', ''Apophis'')でもよく知られる。
== 概要 ==
闇と混沌を象徴し、その姿は、主に大蛇として描かれる。[[ヘビ|蛇]]は、古代エジプト人にとって身近で畏怖される存在であった。太陽の運行を邪魔するので[[ラー]]の最大の敵とされる。
アポピスは、世界が誕生する前の[[ヌン]]に象徴される原始の水の中から生まれた。世界の秩序が定まる前に生まれたので秩序を破壊しようとすると考えられた。あるいは、元は太陽神としての役割を担っていたが、それをラーに奪われたため彼を非常に憎み、敵対するようになった。ここからラーの乗る[[太陽の船]]の運航を邪魔し、[[日食]]を起こすと考えられた。
冥界に捕えられており、ここを死者の魂が通ると襲う。[[死者の書 (古代エジプト)|死者の書]]は、アポピスから身を守る方法が描かれているとされた。またラーの乗る太陽の船が通過する時に[[セト]]が船を守りアポピスを打ち倒すため、天敵といわれている。しかし時代が下ると、その邪悪さのためにセトと同一視された。
== 関連項目 ==
* [[アポフィス (小惑星)]] - 命名の由来となった
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[[Category:エジプト神話]]
[[Category:龍蛇神]]
[[Category:共工型神]]
[[Category:黄帝型神]]