== 私的解説 ==
叡智の神であり、息子神でもあるハヌマーンは[[ヴァーユ]]と一体的な存在であり、ミャオ族の[[アペ・コペン]]から派生した神と考える。[[アペ・コペン]]の性質は天界における「風神」でもあるのだが、[[伏羲]]・[[女媧]]型神話では、父親が雷神と対立して天から転げ落ちる、というパターンもある。インドラ(雷神)と対立して天から転げ落ちるハヌマーンは、その点が一致する。 また、叡智の神である点は、ギリシア神話の[[ヘルメース]]とも共通する。太陽を盗もうとした点は、[[アポローン]]から牛を盗もうとしたという[[ヘルメース]]の逸話と一致する。[[ヘルメース]]の場合は、父[[ゼウス]]のとりなしで[[アポローン]]と和解して、死なずにすむ。父神から強力な擁護を受ける点はハヌマーンと[[ヘルメース]]で共通している。
== 関連項目 ==