'''玉依姫'''(たまよりびめ)は賀茂氏の女神で、賀茂別雷命の母神と言われる。[[火雷大神|火雷神]]が夫とされる。
=== 山城国風土記 ===
『山城国風土記』逸文には、賀茂別雷命について次のような記述がある。[[賀茂建角身命]](賀茂御祖神社の祭神)の娘の玉依姫(同じく賀茂御祖神社の祭神)が石川の瀬見の小川(賀茂川)で遊んでいたところ、川上から丹塗矢が流れてきた。
賀茂建角身命には玉依日子(たまよりひこ)と玉依日売(たまよりひめ)の2柱の御子神がいた。玉依日子は賀茂県主の祖となった。
== 女亀山伝承 ==
女亀山(めんがめやま)は島根県赤来町と広島県作木村の県境にあり、山域は島根県自然環境保全地域に指定されている。[https://www.satoyamania.net/61/ 標高は830m、山頂付近には西日本屈指の大径を誇るブナの自然林が残っている<ref>女亀山(めんがめやま)<標高830m>]、飯南さとやまにあ、一般社団法人飯南町観光協会(最終閲覧日:24-12-08)</ref>。
<blockquote>女亀山「丹塗箭神話」。女亀山(めんがめやま)は元は女神山で、神が亀となったようである。本谷山(箭山)と同じ次のような丹塗矢神話を伝える。賀茂建角身神の娘、玉依姫命がこの山に坐し、遊びに箭山の麓に行かれると、丹塗矢が飛んできた。これを赤穴山に挿したら御子が生まれた。それが賀茂別雷神である。産穴である赤穴が地名赤名の起源である<ref>[http://ishildsp.life.coocan.jp/kikou/simane-iwami.htm 島根県の山紀行(石見地方)]</ref>。(最終閲覧日:24-12-08)</blockquote>
== 関連項目 ==