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19世紀、曲亭馬琴は『南総里見八犬伝』で、敵に攻められた里見義実が、〈敵の大将を討ち取ったものには娘の伏姫をめあわせる〉といったために、飼い犬の'''八房'''に姫を嫁がせざるを得なくなるという設定を設けた。そのときに、刊本の挿絵(岩波文庫旧版第1巻136-137ページの見開き)には、上段に八房を討とうとする義実とそれをとめる伏姫が描かれ、下段には『後漢書』の槃瓠説話が引用されている。
== 槃瓠と山膏 ==
[[黄帝]]の曾孫である五帝の一人・帝嚳(俊)は山中で真っ赤な子豚のような'''人を罵る獣'''に出会った。不敬なその獣は、すぐさま連れられていた犬・盤瓠にかみ殺されたが、それこそが[[山膏]]であると考えられている。
== 参考文献 ==

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