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結婚後、妻は石臼のような子を一つ産み落とした。石片をあちこちにまくと人間になった。落下した場所の名をとって彼らの名とした。最後の一切れは薬草になった。ミャオ人は兄妹をしのんで秋におまつりをし、子供のいない夫婦は先祖のバロンとダロンに子宝を願うようになった。<ref>村松一弥訳『苗族民話集』平凡社、1974年、3-15頁</ref>。
 
== 私的解説 ==
全体に母系の思想が強く、[[伏羲]]・[[女媧]]神話の中では古い方の話だと考える。
 
日本の市森神社(島根県出雲市稗原町)には「昔、石畑清谷へ星神が天降られたので、人々はこの星神を合祀して星宮神社とよぶようになったといわれている。この社は山寄鐘築境あたりにあったようだ。(市森神社 社務所)<ref>[https://fuushi.k-pj.info/pwk8/index.php?%E2%97%8B%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%B8%82%E7%A8%97%E5%8E%9F%E7%94%BA2571%E3%80%8C%E5%B8%82%E6%A3%AE%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%80%8D 島根県出雲市稗原町2571「市森神社」](最終閲覧日:24-11-21)</ref>」という伝承がある。この場合の「'''星神'''」とは「'''石畑'''」の名の通り石の姿で降ってきたと考えられたのではないだろうか。バロン・ダロン神話の子供たちは「'''天から石をまいた'''」とは言っていないが、他の[[伏羲]]・[[女媧]]神話から推察するに、
 
天から石(星)をまいたのであり、そこから発生した人間は「'''星神の子孫である'''」と考えられた
 
のではないだろうか。日本神話では、母神にばらまかれることなく、多くの星神たちが自力で地上に降りてくる。彼らは多くの弥生系氏族の祖神となったのだった。
== 関連項目 ==
* [[女媧]]
* [[肥長比売]]
== 脚注 ==

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