疫神とは、「病気を起こす神」であるだけでなく、「虫害を起こす神」でもある。'''須勢理毘売'''は大国主命の婿入りの際に蜂やムカデから大国主命を守っているので、須勢理毘売にも「'''疫神払い'''」の性質がある。彼女も潜在的には北斗女神であるといえる。
ちなみに'''稗原'''(日原)という地名は日置部に関連すると考えられ<ref>少なくとも長野市信州新町'''日原'''には日置神社がある。</ref>、日置部の建岡の君は[[天甕津日女命]]の祭祀者なので、その日置部が肥長比売と関連するということは、やはり肥長比売と[[天甕津日女命]]の同一性を伺わせる。
== 参考文献 ==