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富山県下新川郡入善町上野邑町地区で毎年1月15日または、15日に近い日曜日に行われる'''「塞(さい)の神まつり」'''という左義長(火祭り)行事で、子供達が塞の神と呼ばれる'''男女一対の白木でできた木偶(でく)人形(デクノボー)'''を持ち「塞の神じゃ、大神じゃ、じいじもばあばも、ほこほこじゃ、来年むけや、十三じゃ…」と唄いながら地区内の家庭を回り、正月飾りや書初め、米、豆などを集め、火祭り会場では竹と藁で中を部屋状にして角錐に積み、集めてきた正月飾りや書初め、米、豆などを藁と共に中と周りに積み、最後に木偶人形(デクノボー)を中に安置し火を着ける。子供達が「塞の神じゃ、大神じゃ、…」と何度も繰り返し唄う中、木偶人形を完全に焼き尽くし灰になると終了となる。2010年(平成22年)3月には、「'''邑町のサイノカミ'''」として国の重要無形民俗文化財に指定された。
[[島根県]][[大田市]][[五十猛町]]大浦地区に伝承される「[[五十猛のグロ]]」は、左義長(どんど焼き)と同趣旨の[[小正月]]の行事で、[[2005年]](平成17年)2月21日に国の重要無形民俗文化財に指定された。島根県大田市'''五十猛'''町大浦地区に伝承される「五十猛のグロ」は、左義長(どんど焼き)と同趣旨の小正月の行事で、2005年(平成17年)2月21日に国の重要無形民俗文化財に指定された。
[[滋賀県]][[近江八幡市]]の左義長まつりは[[3月14日|3月14]]・[[3月15日|15日]]に近い土・日曜日に、担ぎ手の男性が信長の故事によって化粧し、「チョウヤレ、マッセマッセ」のかけ声高く実施される。この左義長は据え置く左義長ではなく、三角錐の松明に、ダシと言われるその年の干支にちなんだ飾り物(五穀や海産物等すべて自然物で飾り付ける)を付け、松明の頭に「十二月」と言われる赤い短冊をつけた5 滋賀県近江八幡市の左義長まつりは3月14・15日に近い土・日曜日に、担ぎ手の男性が信長の故事によって化粧し、「チョウヤレ、マッセマッセ」のかけ声高く実施される。この左義長は据え置く左義長ではなく、三角錐の松明に、ダシと言われるその年の干支にちなんだ飾り物(五穀や海産物等すべて自然物で飾り付ける)を付け、松明の頭に「十二月」と言われる赤い短冊をつけた5 - 6メートルの竹を差して練り歩く祭礼である。地区毎に左義長を持ち、町中で左義長同士が出会うと、ぶつけ合う喧嘩が始まる。最終日の夜には担ぎ棒を除いて全て燃やしてしまう。国選択[[無形民俗文化財]]に選択されている。6メートルの竹を差して練り歩く祭礼である。地区毎に左義長を持ち、町中で左義長同士が出会うと、ぶつけ合う喧嘩が始まる。最終日の夜には担ぎ棒を除いて全て燃やしてしまう。国選択無形民俗文化財に選択されている。
[[岐阜県]][[海津市]]の今尾(秋葉)神社で2月の第二日曜日に行われる「今尾の左義長祭」も大規模であり、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されている。多くの「どんど焼き」や「左義長」の火祭りは小正月(1月14日・15日)を中心に年神を送る火祭りとして、正月飾り等を一定の地に積み、それを焚きあげる方式をとっているが、今尾の左義長は13の町内ごとに作成した青竹の作り物(竹お神輿または左義長という)を化粧をした若衆が各町内より秋葉神社まで担いだり、引いたり(吊り込み)して奉納し、その竹神輿を焚きあげるという特色のある神事で全国唯一の方式で行っている。左義長の大きさは、大人用みこしで直径2メートル、高さ5メートル、重さ1岐阜県海津市の今尾(秋葉)神社で2月の第二日曜日に行われる「今尾の左義長祭」も大規模であり、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されている。多くの「どんど焼き」や「左義長」の火祭りは小正月(1月14日・15日)を中心に'''年神を送る火祭り'''として、正月飾り等を一定の地に積み、それを焚きあげる方式をとっているが、今尾の左義長は13の町内ごとに作成した青竹の作り物(竹お神輿または左義長という)を化粧をした若衆が各町内より秋葉神社まで担いだり、引いたり(吊り込み)して奉納し、その竹神輿を焚きあげるという特色のある神事で全国唯一の方式で行っている。左義長の大きさは、大人用みこしで直径2メートル、高さ5メートル、重さ1.5トンぐらいあると云われている。1980年(昭和55年)に岐阜県の「重要無形民俗文化財」に指定された。
=== その他の主な祭り ===
<!--自治体コード順-->[[File:鳥越神社ー3.JPG|thumb|東京都台東区鳥越にある[[鳥越神社]]の「とんど焼」]]; [[どんと祭]]: [[宮城県]]およびその近辺。約10万人が訪れる[[大崎八幡宮]]松焚祭([[仙台市]]指定無形民俗文化財)を起源とする。[[1月14日]]夜に正月飾りを焼き、その火にあたると病気をせず健康で暮らせるといわれる。[[石巻市]]周辺では[[新日本建設国民運動|新生活運動]]により1970年代に前倒しが定着し、[[1月7日]]に行われる。[[松川だるま]]を新たに買い換えて、古いそれをどんと祭で燃やす習慣があるが、松川だるまの流通量が減少したのでだるまを燃やす習慣を持たない参拝者も多い。神火で餅を焼くということはなく、子供の祭りともされない。また、特に書初めを焼くということもない。寺社のみならず町内会などでも実施されてきたが、場所の確保等の問題で年々少なくなりつつはある。大崎八幡宮を初め、一部のどんと祭では「裸参り」が行われる。宮城県およびその近辺。約10万人が訪れる大崎八幡宮松焚祭(仙台市指定無形民俗文化財)を起源とする。1月14日夜に正月飾りを焼き、'''その火にあたると病気をせず健康で暮らせる'''といわれる。石巻市周辺では新生活運動により1970年代に前倒しが定着し、1月7日に行われる。松川だるまを新たに買い換えて、'''古いそれをどんと祭で燃やす'''習慣があるが、松川だるまの流通量が減少したのでだるまを燃やす習慣を持たない参拝者も多い。神火で餅を焼くということはなく、子供の祭りともされない。また、特に書初めを焼くということもない。寺社のみならず町内会などでも実施されてきたが、場所の確保等の問題で年々少なくなりつつはある。大崎八幡宮を初め、一部のどんと祭では「裸参り」が行われる。
; さいの神・才の神焼き・歳の神(塞の神)
: [[福島県]][[会津]]、[[新潟県]][[新潟市]]、[[東京都]][[多摩地域]]、[[神奈川県]][[川崎市]]ほか。会津地方では「歳の神」と呼ばれる。

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